2023年、ほっこり犬ニュースfrom韓国

気がつけばもう師走。２０２３年もあっという間に過ぎ去ろうとしています。今年一年を振り返ってみると、きっといろいろなことがあったと思います。それは世界中のワンちゃんたちにとっても同じこと。そこで今回は、お隣韓国で起こった「2023年、ほっこり犬ニュース」をご紹介できればと思います。ぜひみなさんの愛犬もご一緒に、お楽しみください！

元保護犬の人命救助犬・テコンが行方不明者発見の大活躍！

（https://www.instagram.com/p/Cvd40ynL4gM/）

2023年８月２日午前、京畿道坡州市（キョンギ道·パジュ市）で認知症を患っている90代の高齢者の失踪届が出されました。消防隊員と警察は老人を探すために一帯を捜索。午後3時、猛暑で行方不明者が危険になる可能性があると判断した捜索チームは、特殊救命救助隊の一員である、人命救助犬「テコン」を投入しました。

テコンは1時間後、建物の陰で座り込んでいた行方不明の老人を発見。老人は両腕に擦り傷を負い、片方の靴をなくした状態で見つかり、発見後すぐに治療のため病院に運ばれました。

ベルジアンマリノアのテコンは2017年生まれ。元々は保護犬でしたが、2019年末から救助犬として活動を開始し、 2021年には「第11回消防庁杯・全国119救助犬大会」で総合2位を占め、過去にも百鶴面（ペクハクミョン）で失踪した老人を探すなど、多くの活躍を繰り広げています。

「鼻紋認証」が地方自治体でついに始まる！

（https://www.instagram.com/p/Cxcl7GMrhaf/）

慶尚南道昌原市（キョンサン南道・チャンウォン市）では捨て犬・迷子犬の発生を防ぐために、地方自治体で初めて「ペットの鼻紋登録サービス」を導入することにしました。

ペットの鼻紋は鼻にある固有の模様で、人の指紋のように変わらないという特徴から、個体を識別するのに使うことができるのだそう。

これまでは動物を登録する際にはマイクロチップを体内に入れる「内蔵型」や、チップを首輪などに吊るして使う「外装型」方式が採用されていましたが、内蔵型方式は飼い主からの不安の声が課題なっていることや、外装型方式は外れてしまう恐れがあることから、犬の個別認識には限界がありました。

「鼻紋を使えば、このような心配なく簡単にペットを登録することができる。」と今回このサービスの提供を始めた慶尚南道は、鼻紋登録サービスを2023年9月23日から開始。「チャンウォンパピー」のアプリをダウンロードした後、飼い主の必要事項、ペット情報を入力し、鼻の写真を携帯電話カメラで撮って登録すれば完成。

迷子犬や捨て犬が発見されれば、登録された鼻紋の情報を通じて飼い主を探すことができるといいます。

ADVERTISING

ミシュランならぬ、ケ（犬）シュラン登場！

(https://www.instagram.com/p/C0ILMG2vhFp/)

韓国の大手食品会社ハリムフードが展開する、「ハリムペットフード」が、ワンちゃんと一緒にペットフード工場の見学ができるツアー、そしてケシュランコース料理が楽しめる施設をオープン。

従来あったハリムペットフード製造工場「ハッピーダンススタジオ」をリニューアルし、ペット連れのツアープログラムを開始しました。ツアーでは生肉が投入される過程をリアルタイムで見学することができたり、出来立てのペットフードをすぐに試食できるなど、生産過程を直接確認することで、消費者に安心して商品を購入していただきたいという願いが込められています。その他、愛犬のための4種類の特別コース料理「ザ·リアル·ケシュラン食堂」も人気です。

スターバックスにドッグラン建設！

（https://www.instagram.com/p/Cz-eBBzpq9X/）

北漢江（ブッカンガン）に位置するスターバックス「THE

北漢江R店」が、ペットのためのスターバックス、「ペットフレンドリー店」として生まれ変わりました。今までペットが入ることのできなかった店内一階部分を改装し、室内をペット専用スペースに。また、外部空間も従来の100坪から168坪に拡張され、屋外のペットパークから室内までを繋げたことで、ワンちゃんたちがより自由に遊べるようになりました。愛犬家の間でも話題のスターバックスはネットニュースになるほど、飼い主さんにとってもワンちゃんにとっても、革新的で嬉しいサービスだったようです。