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2024年4月7日

犬が主人公の映画やドラマは数多く存在し人気を呼んでいますが、今回は、3月から東京を皮切りに順次全国公開公開中の、ある保護犬の映画を紹介します。

茨城県が舞台の実話

離ればなれになった少女を17年間待ち続けた犬の映画『石岡タロー』が3月29日(金)から東京で公開中。2023年10月から、本作の舞台である茨城県などの映画館で先行公開されてきましたが、このたび、東京での公開も決定しました。

物語の主人公になるのは、昭和39年、茨城県石岡市の小学校に保護された一匹の犬。「タロー」と名付けられたその犬は、朝は校門で児童を出迎え、昼は校内の教室を回っていました。賢いタローはすぐに学校の人気者になりますが、ある日を境に学校から石岡駅までの2キロの道のりを往復するようになります。

『石岡タロー』予告編より

歩道橋を渡り、国道を歩き、踏切を渡り、石岡駅の待合室に入って座る。じっと改札口を見つめ、しばらくすると駅を離れて再び小学校に戻る。

そんな行動を朝と夕方の1日2回、タローは毎日続けました。石岡駅周辺でも顔なじみとなったタローは、待合室でも駅前の商店街でも多くの人にかわいがられましたが、17年間駅通いをするタローが駅で誰を待っていたのかは誰も知ることはありませんでした。なぜタローは小学校から離れた駅に毎日通うようになったのでしょうか。この映画は、そんなタローの感動の実話を基作られた映画です。

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海外からも大人気!

現在茨城県の石岡駅の前には、「石岡のハチ公」としてタローの石像が建てられているそうです。また、本作は2023年に海外映画祭に多数招待されていて、その中でも5つの映画祭で最優秀長編映画賞を受賞。国内だけでなく海外でも高い評価を得ています。

 

『石岡タロー』予告編より

さらに、小学校の校長役を山口良一さん、タローが待っていた恭子役を渡辺美奈代さん、その恭子の子供時代を寺田藍月さんが演じます。脚本・監督を手掛けるのは、石坂アツシさん。『おるすばん』など短編映画を多数制作し、長編制作は初となります。

『石岡タロー』は3月29日の東京都豊島区「池袋シネマ・ロサ」公開以後、順次全国公開されていく予定です。感動必須の「石岡タロー」に注目です!

 

映画情報

『石岡タロー』
出演:山口良一/渡辺美奈代/松木里菜/寺田藍月/山東文発/青木日菜/まいど豊/グレート義太夫/菊池均也チャッピー/チャビ/ダイ
監督・脚本:石坂アツシ
プロデューサー:山田サダ代
撮影:荒井康次
音楽:小松重次
ドッグトレーナー:西岡裕記
製作:合同会社 ワン・ポイント・シックス
配給:CHIPANGU/エレファントハウス/ワン・ポイント・シックス

参考・写真引用:映画公式サイト(https://ishiokataro.com/)