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2024年8月26日

ファシリティドッグとは

病院や福祉施設、学校などで活動するために、特別な訓練を受けた犬のことを「ファシリティドッグ」と呼びます。ファシリティドッグは専門のハンドラーと一緒に施設で活動し、患者さんや利用者の心のケアなどを行っています。最近では小児緩和ケアの必要性なども認められ、ファシリティードッグへのニーズはさらに高まっています。

 

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ファシリティドッグの主なお仕事

 

  1. 心理的サポート

犬とのふれあいは、リラックス効果や気分の改善に役立つという観点から、病院などでストレスや不安を抱えている患者さんの側に寄り添い、心を落ち着かせ、安心感を与えるサポートをしています。

 

  1. リハビリテーションの支援

犬と一緒に歩いたり、犬に指示を出したりすることで、自然にリハビリを促し、患者さんが楽しみながら運動や活動に取り組む手助けをしています。

 

  1. 社交性の向上

患者さん同士が犬を通じて会話が生まれることでコミュニケーション促進に繋がり、人間関係の改善や社交性の向上にも役立っています。

 

  1. 教育的な役割

学校などの教育現場では、ファシリティドッグが子どもたちの情緒面での安定を助け、さらに集中力や学習意欲を高める効果もあると言われています。また、動物とのふれあいを通じて、命の大切さや思いやりの心を育む教育的な効果も期待されています。

 

新たなファシリティドッグの候補犬が誕生

 

認定 特定非営利活動法人 シャイン・オン・キッズでは、ファシリティドッグの候補犬として、オリとマナの2頭を仲間に迎えました。

 

「オリ」

犬種:ラブラドール・レトリーバー(メス)

誕生日:2022年5月3日生まれ(7月1日現在 2歳1ヶ月)

アシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイ出身。日本国内でのファシリティドッグの需要の高まりに応じ、シャイン・オン!キッズに特別に譲渡されました。現在、本格的に神奈川県立こども医療センター内での練習を進めており、「オリ姫」と呼ばれ親しまれています。

 

「マナ」

犬 種:ミックス犬(メス)

誕生日:2024年3月8日(7月1日現在3ヶ月)

今トレーニング中のトミー・ミコと同じ、”働く犬”のブリーディングを専門的に行う サービス・ドッグス・オーストラリア(旧 キャリア・ドッグス・オーストラリア https://www.careerdogs.com.au/ )出身。

 

導入を希望する施設が増えるほど、より多くの候補犬を育成する必要があります。今、多くのボランティアの力をかりながら、候補犬育成に力を入れているというファシリティードッグ。これからのファシリティードッグの活躍にも注目です。

 

参考URL

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000023199.html