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2024年1月19日

2023年3月に韓国で一般上映開始、また同年11月23日より開幕した日本最大規模の韓国映画祭「第9回大阪韓国映画祭」にて日本初上映された映画『マイ・ハート・パピー』が2024年1月2日より日本全国で一般上映がスタートしました。韓国でのタイトルは日本語で「ワンちゃん」という意味を表す『モンムンイ』。韓国映画好きでもそうでなくても、犬好きにとってはたまらないネーミングですよね。本記事では気になる内容やキャスト、撮影中のエピソードなどについて紹介していきたいと思います。

里親探しのワンダフル・ロードムービー

 

(写真元:公式ホームページより)

ゴールデンレトリバーの「ルーニー」を、まるで弟のように可愛がっていたミンスは、可愛いルーニーの顔を毎日1秒でも早く見るために定時退社するのが日課になっていました。しかしある事情でミンスはルーニーを手放し、里親を探さなければならないことになってしまいます。

一方ミンスの従兄弟ジングクは、経営していたカフェが潰れお金に困っているところでしたが、ルーニーとのお別れを悲観しているミンスに里親探しを提案、二人はルーニーの里親探しの旅に出るのでした。

崖っぷちの二人は旅先で、行き先のないと子犬たちと出会いします。そしてその子犬たちとの出会いが、二人の運命を大きく動かすことに…。

 

キャスト・監督の紹介

ミンス役を務めるのは「応答せよ1994年」から「バニシング未解決事件」や「賢い医師生活」など、幅広いジャンルで多くのキャラクターを演じてきたユ・ヨンソクが好演。本作ではルーニーとの抜群のコンビ力を見せ、映画を盛り上げました。

従兄弟のジングク役を務めたのは「猟奇的な彼女」でお馴染みのチャ・テヒョン。演技だけでなく、バラエティーなどでも活躍するチャ・テヒョンは、コミカルな俳優といえば彼の名前が一番に挙がるほど、コメディ映画に引っ張りだこの俳優さんです。

監督は、梨泰院クラスで主演を務め日本でも一躍有名になったパク・ソジュンとタッグを組み「ミッドバイトランナー」や「ディヴィアン・フューリー」などのメガホンをとったキム・ジェファン監督です。

日本でも注目度の高い俳優陣・監督ということもあり、本作の公開を待ち望んでいたファンも多いようです。

 

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撮影は終始ワンちゃんファースト

ジンクク役のチャ・テヒョンさんによると、『マイ・ハート・パピー』では終始犬中心で撮影が進んでいたそう。犬がどういう動きをするか分からないので、それ次第でシナリオが変わってしまうこともあったそうです。映画に登場する犬が顔を舐めるシーンでは、チャ・テヒョンさんの顔に練乳を塗り「狂ったように舐めていました」と撮影時の様子も明かしてくれました。

暑い時は犬専用のエアコンをつけ、犬が疲れている様子なら休ませてあげるなど徹底したワンちゃんファーストの撮影現場は、今まで多くの撮影現場を経験してきたチャ・テヒョンさんにとっても新鮮だったようです。

(インタビュー引用元 https://sp.kdaisuki.jp/interview/detail/?id=54

 

韓国の里親制度

韓国では「犬が飼えなくなったから知り合いに譲った」という話をチラホラ耳にします。今回の映画でも、「主人公ミンスの婚約者が犬アレルギーだったため、ルーニーを手放さなけらばならなくいなった」という設定になっています。簡単に犬を手放してしまうのはどうかと思うのですが、かといって韓国国民が犬を大切にしていないわけではなく、国全体を見た時にはむしろ保護犬への意識は非常に高いことも事実です。最近では保護犬から愛犬を探す人も増えてきました。BTSのVやBLACK PINKのロゼといった影響力のある有名人が保護犬を飼っていることも多く、それが多くの国民の意識を変えたのかもしれません。

 

今年の初映画は『マイ・ハート・パピー』に決まり!

撮影時のエピソードを知ると、余計に気になる『マイ・ハート・パピー』。新年一発目は、かわいいワンちゃんたちに癒されて、素敵な一年のスタートをきりましょう。