おでかけ
2018年7月28日
愛犬と旅行に行くなら、車旅行がお勧めです! 周囲に気兼ねする必要がなく、臨機応変に計画を変更できる車旅行は、予想外の出来事が起こりやすい犬連れにピッタリです。そんな車旅行で気を付けるべき3つのポイントと車酔い対策を紹介します。

出典:写真AC

 

愛犬と旅行するなら、自由が利く車がおすすめ

旅行の際の交通手段として、バス・電車・飛行機・車などが挙げられます。

しかし、公共交通機関を利用する場合、犬は荷物扱い。決まったサイズや強度のケージに入れる必要があり、重さやケージサイズで特別料金が必要だったりします。

また、季節や犬種によっては公共交通機関を利用できないことも!

一方、自分の車なら気兼ねする相手が居ないですし、都合に合わせて計画変更も自由自在!

犬連れだと思わぬ事態に直面する可能性も高く、計画通りに予定を進められないこともしばしば。自由度が高い車旅行はお勧めです。

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車旅行する時の3つのポイント

車で旅行する時は、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

ケージを愛犬の指定席にしよう

よく、愛犬を抱っこして運転している方や、車内で自由に動き回れるようにしている飼い主さんがいます。

これは絶対にNG! 犬の命を危険に晒す行為です。愛犬を抱っこして運転すると愛犬をエアバッグ代わりにしてしまう危険があります。

さらに、運転中、車内を自由に歩き回らせていると事故の際、愛犬が弾丸のように飛んで同乗者に激突したり、車外へ放り出されてしまったりして命を落とすことも!

愛犬を車に乗せる時は必ずケージを利用してくださいね。

 

ペットシーツで排泄できるようにしておくこと

二つ目のポイントはペットシーツで排泄することです。

ペットシーツの上で排泄できるなら、車内でもホテルの部屋でもトイレで困ることがありません。

排泄を我慢すると愛犬の体によくありませんし、場所を定めずそこかしこで排泄すると車内でもホテルの部屋でも大迷惑!

いつでも外で自由に排泄できる訳ではありませんから、必ずペットシーツの上でできるようにトレーニングしておいてくださいね。

 

こまめな休憩必須

車旅行の場合、必ず1~2時間置きに休憩を取って外へ出てくださいね。

犬の性格や普段の習慣によって変わりますが、長時間車内に居続けると犬は飽きますし、変にテンションが上がったり、機嫌が悪くなったりします。

さらに、退屈や不自由が過ぎて、車旅行が嫌な経験になってしまうと、二度と旅行に行けなくなることもありえます。必ずこまめに休憩を取ってくださいね。

車で移動→休憩(短時間の遊び)→移動→休憩(おやつ)といったように、短いスパンで「楽しいこと」を挟んであげると、犬は「車に乗ると、少し我慢が必要。でも楽しいことがある!」と覚えます。

少しずつ経験を積むことで、旅行が好きな犬に育ってくれますよ。

車酔いの症状と対策

車旅行をしたいけれど、車酔いが心配。そんな飼い主さんもいますよね。

犬の車酔いの症状は次のようなものです。

  • 落ち着き無く車内をウロウロする
  • 連続して何度もあくびをする
  • 暑くないのによだれが出る
  • プルプルと震えが止まらない
  • 吐く

こうした症状が見られたら酔っている証拠! 特に、あくびが止まらなくなったら嘔吐の危険が迫っています。

一朝一夕! 即効性がある車酔い対策は残念ながらありませんが、次のような5つの対策を試してください。

 

子犬の頃から車に乗せて「車に乗ると楽しいことがある!」と覚えてもらう

まず、車に慣れさせましょう。特に、子犬の頃から日常的に車に乗るのがポイントです。

車に乗るのが普通
車に乗ると、楽しい所へ行ける!

楽しい経験を繰り返し経験させて「車=楽しいもの」と愛犬に覚えてもらってください。そうすることで車に乗ることが普通のことになり、非日常を感じず、警戒心や不安、ストレスが減って車酔いの可能性が低くなりますよ。

 

1回の食事を少なめに(空腹や満腹で車の乗るのを避ける)

次に、車に乗る時は食事に気を付けてください。

犬も「空腹で乗ると酔うタイプ」と「満腹で乗ると酔うタイプ」がいます。愛犬が車酔いする場合はどちらのタイプか把握して、車に乗る前の食事の量を調節してください。

そして、車内でおやつやフードを与えないこと! 食べたことがきっかけで吐いてしまうこともありますよ。

 

消臭剤や芳香剤の匂いをなくす(犬は非常に嗅覚が鋭い)

意外に盲点なのが車内の消臭剤や芳香剤です。

人が感じない、もしくは気にならない臭いでも、愛犬の嗅覚を強く刺激してしまうことがあります。

臭いが出る消臭剤や芳香剤は使わず、もし使うとしても日常的に室内で使っていて愛犬がよく知る臭いのものを使ってください。

 

ケージを必ず固定して、揺れを少なくする

車に乗る時、人はシートベルトを締めますよね。犬の場合はケージに入れて、ケージを座席に固定するようにしてください。

こうすると揺れが少なくなりますし、速く変化する外の景色を見ずに済むので目が回りません。

万が一の事故の際、愛犬が車外に放り出されるリスクも減るので必ず固定したケージに入れてくださいね。

 

どうしても酔う場合、諦めることも重要

残念なのですが、どう頑張っても車に酔う犬がいます。

この場合は無理をせず、車で移動することを諦めるのも必要です。強引に車に乗せると強いストレスがかかり、体調を崩したり症状悪化の危険があります。

一緒に旅行せず、ドッグシッターやペットショップなどの利用を検討してくださいね。

 

日常的な対策と車内での配慮で楽しい車旅行を!

愛犬と旅行する時は、自由が利く車旅行がお勧めです。

子犬の頃から車に乗ることを生活の一部として取り入れ、車に慣れさせることから始めましょう。また、車に乗る時はケージを指定席にして愛犬と家族の安全を確保してください。

犬はよく車酔いをします。愛犬の酔いやすさをチェックして対策を取るようにすると同時に、どうしても酔う場合は車旅行を諦める決断も重要です。

無理せず、楽しく、ストレスのない旅行を楽しんでくださいね。