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2020年4月2日
海外と日本のペットライフを比べ驚くことがたびたびあるでしょう。実は海外で現地の方でさえも驚くペットのニュースがあります。それはペットによる遺産相続にまつわるものです。今回は世界中が驚くセレブなペットの遺産相続の話題です。

不動産女王の遺産14億円を相続したNY在住のマルチーズ

abc News

世界で最も巨額な遺産を相続したと言われるのが、ニューヨーク在住のマルチーズです。相続した遺産は14億円とも言われています。このマルチーズの飼い主は不動産王とも言われた女性で、ビジネスにおいては様々な悪評もあったことで有名です。NYで最もあくどい商売をするとも言われるほどの評判がたった彼女には家族でさえも手を焼いていたほどです。
ただこの飼い主には子供はもちろん孫までもいたのですから、さらに驚くことでしょう。あえて愛犬に巨額な遺産を相続させたこと、アメリカでは法的にペットの遺産相続が認められていることからも家族の反応を想像するのもたやすいことです。ちなみにこのマルチーズの名前は「トラブル」といい、彼女があえてこのような名前を付けた意味がうかがい知れるでしょう。

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野良猫がセレブの愛情を受け、巨額な遺産の相続者に!

黒猫と聞くと日本では不吉、写真映えしない・・・などとあまり人気がありません。海外でも以前は幸福を運ぶと言われたいたこともありますが、最近では日本とあまり変わりのない反応が目立ちます。
そんな元野良な上に、黒猫であったTommasoはイタリアの不動産投資家夫婦と出会ったことで人生が一変します。子供を持たなかった夫婦にとってTommasoはまさに大切な子供であり、家族でした。夫婦は亡くなる時に約1447万円もの遺産をのこされた猫に与えています。その中には不動産も含まれていました。遺産の管理や猫の世話は夫婦の世話係を担っていた女性が引き継いだそうです。まさに偶然の出会いがもたらした猫のシンデレラストリーといえるでしょう。

犬以外のペットも巨額な遺産を相続し話題に!

飼い主にとって共に暮らすペットはかけがえのない大切な存在です。相手からの感情表現や甘えた仕草が無くても、残されたペットの生活は気にかかるものです。
実はマンハッタンに住んでいたセレブもまたペットに巨額の遺産を相続させ話題になりました。ただこのペットというのは32羽のオカメインコ、猫、犬、亀となんともユニークなメンバーです。
このペット達が相続した遺産は約1,113万円です。

もちろん巨額な遺産があっても、ペットの世話は誰かに依頼をしなければなりません。そのため飼い主は事細かにペットの世話に関する内容を遺言状に書いていたそうです。例えばフードは何を与え、どのように与えるかということ、毎週月曜と木曜には鳥かごは綺麗に洗われること、鳥の食事はAVIケーキににんじん、ポップコーンに水など。
出来る限り飼い主さんとの暮らしが維持され、ペット達に辛い思いをさせないようにと最大限の努力とされたのでしょう。
巨額な遺産をペットに相続させることで、たびたびその後の生活について海外ではトラブルが起きています。そのためペットにどのような生活を望むのか、その世話を誰に託すのかはとても重要なことだといえるでしょう。

日本ではまだ法的に不可能なペットの遺産相続

大切なペットがもし残されてしまったら・・・誰もが不意に不安を感じる問題でしょう。世界では様々なケースがあるものの、日本ではまだ遺産相続人にペットを指名することはできません。
もしペットに遺産を残し、自身が亡くなった後もペットに幸せな生活を送らせたいと考えるならば、家族や保護団体、老犬ホームなどであらかじめ伝え、契約等の手続きを済ませておきましょう。