トレーニング・Tips
2022年6月27日
犬の服は、たくさんの種類があります。デザイン性の高いものから機能性の高いものまで、豊富にあるので、犬に着せるのが楽しみになりますよね。しかし、長時間服を着せても大丈夫なのでしょうか。ここでは、犬の服は着せっぱなしでもいいのかについてご紹介します。

洋服の種類によってはNG


犬に服を着せっぱなしの状態にするのは、服の種類や犬の性格によってはNGです。服の種類によっては体が蒸れた状態になり、皮膚疾患を引き起こしてしまう可能性があるためです。皮膚が弱い犬や服を着ることになれていない犬はとくに注意が必要です。
犬の服の中には、1日中ルームウェアのようなものも販売していますが、病気の可能性を考えると、きちんと脱がしてあげることをおすすめします。

着せっぱなしにすると起こるトラブルとは?

犬に服を着せっぱなしにしてしまうと、病気やトラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。では、どんなトラブルが起こるのでしょうか。ここでは、服を着せたままにすると起こる可能性のあるトラブルについてご紹介します。

体温調節が難しくなる

犬には汗腺が少ない動物です。そのため、もともと体温調節が苦手で、熱中症などになってしまうことも多いです。服を常に着せたままにすることで体温調節がさらに難しくなります。とくに、夏場の時期にはより注意が必要になります。

体が蒸れる

服を着たままにすることにより体が蒸れた状態になります。体が蒸れた状態になると、より皮膚疾患にかかりやすくなってしまいます。さらに、被毛が擦れることにより毛玉ができやすくもなります。

ストレスになる場合も

犬はもともと服を着ずに生活する動物です。そのため、服を着ることによりそれがストレスになる可能性があります。

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服を着せるタイミングとは?

服を着せたままにするとトラブルになってしまうのであれば、着たほうが良いときに着せて必要のないときには脱がせてあげることが良いでしょう。しかし、服が必要なタイミングとはどんなときなのでしょうか。ここでは、犬に服を着せるタイミングについてご紹介します。

寒さが厳しい時期

犬種にもよりますが、全身被毛で覆われている犬は基本的に寒さには少し耐性があります。しかし、近年は1年中快適な室内で過ごすことも多く、寒さが苦手な犬もいます。そのため、寒さが厳しい時期の散歩やお出かけには、服を着せることをおすすめします。服を着せることにより、体が温かくなりやすく、冬の散歩が嫌いな犬にも最適です。

被毛の汚れを防ぎたいとき

服を着せることにより、被毛が汚れることを防ぐことができます。トリミングのあとや、大事なお出かけの前、雨が降っているときの散歩など、愛犬の被毛を汚したくないときに服を着せてあげましょう。

服を着せるときの注意点とは?

犬に服を着せることにはメリットもあれば、デメリットもあります。では服を着せるときには、どんなことに気をつけたほうがいいのでしょうか。ここでは、服を着せるときの注意点についてご紹介します。

こまめに洗濯をする

服を着せるときの注意点の1つとして、こまめに洗濯することです。不衛生な服を着せることにより、犬の皮膚状態が悪くなる可能性があります。洗えるのであればしっかり洗濯し、汚れたらその都度きれいにしましょう。

無理やり着せない

服を着せるときの注意点の1つとして、無理やり着せないことです。犬は無理やり着せてしまうと、服を着ることを嫌がるようになります。無理やり着せてしまっても、脱ごうとしたり、服を破いてしまうこともあります。犬の意思を尊重してあげましょう。

犬に優しい服を選ぶ

服を着せるときの注意点の1つとして、優しい服を選ぶことです。犬に優しい服とは、犬の体にあったサイズで、体を動かしても擦れることのないものです。服を購入するときには、デザインで選ぶのも選択肢の1つですが、しっかり採寸し、犬にあったものを選びましょう。

通気性の良い服を選ぶ

服を着せるときの注意点の1つとして、通気性の良い服を選ぶことです。犬に服を着せると、蒸れてしまうことが多いです。服を選ぶときには、通気性の良い、蒸れにくいものを選びましょう。とくに皮膚が弱い犬には、通気性の良い服がおすすめです。

まとめ

ここでは、犬の服は着せっぱなしでもいいのかについてご紹介しました。犬に服を着せ続けることは基本的には避けたほうがいいでしょう。犬の性格にもよりますが、服を着せることは、犬に少なからずストレスを与えてしまうこともあります。
服を着せるのは、必要なタイミングで着せてあげることがおすすめです。可愛らしい服を着ている姿は可愛らしいですが、愛犬の意思を尊重してあげましょうね。