2017年12月14日
【犬種図鑑】飼う前に知っておきたいポメラニアンの飼い方と魅力
ポメラニアンってどんな犬?
ほとんど愛玩犬として飼われることの多いポメラニアンですが、祖先はカモシカ狩りやそり引きを手伝うスピッツ系の犬種だったそうで、ポメラニアンという名前は原産地の北ヨーロッパのバルト海周辺のポメラニア地方にちなんでいると言われています。
なぜ彼らはこんなにも人気な犬種になったのでしょうか? そのきっかけとして考えられるのがイギリスのヴィクトリア女王で、彼女は自らが飼っていたポメラニアンを溺愛していたのにくわえて繁殖も手がけており、小型化と毛色のバリエーションを増やすことに成功したと言われています。これによりポメラニアンの魅力が世界に知られることになったと考えられるでしょう。
こんな歴史を経て、現在は体重が2〜3kgほどの非常に小さい体格の犬種になりました。そんな小さな体に大きな丸い目と小さな手足、思わず触りたくなってしまうふわふわな体毛……世界中で愛されるのも納得できますね。
ポメラニアンの性格
そんな小さくてかわいいポメラニアンですが、性格に関しては意外と気が強い犬種だと言われています。縄張り意識が強く環境の変化や外的刺激に敏感なため、見慣れないものや人には吠えやすい傾向があるそうです。そのまま放っておくとむだ吠え癖がついてしまう恐れがあるので、早いうちからちゃんとしつけするようにしましょう。そうは言っても基本的に彼らは学習能力が高くしつけがしやすいと言われているので、飼い主さんはしっかりとトレーニングを学んでおきましょう。
ポメラニアンは好奇心旺盛でフレンドリー、そして基本的には飼い主と一緒にいることを好む犬種なので、素晴らしいパートナーになってくれること間違いありません!
これからポメラニアンを飼う人へ
ポメラニアンは犬種の特性上、手足の骨が細い傾向があります。活発で体を動かすのが好きなポメラニアンですが、関節に負担をかけすぎないように注意深く様子を見てあげるようにしましょう。
また、手足の裏の毛が伸びたままだと床をしっかり踏むことが難しくなり関節に負担をかけてしまう可能性があるのでこまめにカットしてあげてください。抜け毛を放置すると通気が悪くなり皮膚病を起こしてしまう場合もあるので、体調管理や特徴であるふわふわな毛並みを維持するためにも、定期的にブラッシングやトリミングなどをしてあげたいですね。