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2018年2月18日
大人になるにつれて、疎遠になりがちな「絵本」。改めて読むと、意外にも気づかされることや学びが多く、優しい言葉と可愛い絵が私たちの心を癒してくれます。今回は、犬好きな方に届けたい「読むときっと泣いてしまう絵本」をご紹介します。

1.「ずーっと ずっと だいすきだよ」

ハンス・ヴィルヘルム/著

主人公の男の子と犬のエルフィーは一緒に育ち、まるで兄弟のように仲良しでした。しかし、エルフィーは段々と年老いていきます。そんなエルフィーを見て、毎晩「だいすきだよ」と伝える男の子。とうとう訪れたお別れの時に男の子が感じたこと、それこそがこの作品が伝えたかった「愛している気持ちを言葉にすることの大切さ」でした。
1988年に出版されて以来、教科書に載っていたこともありご存知の方も多い作品ではないでしょうか。世界中で愛される不朽の名作です。

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2.「いつでも会える」

菊田まりこ/著

犬のシロが仲良しな女の子・ミキちゃんがある日突然、亡くなります。シロはミキちゃんを恋しく思い、悲しみに暮れます。そんなシロにミキちゃんの懐かしい声が聞こえて…。シロが悲しみを乗り越えていく姿に、涙が止まりません。
可愛いイラストと、犬目線の優しくてまっすぐな言葉は広い世代に愛され、110万冊のベストセラーとなりました。

3.「そっといちどだけ」

なりゆき わかこ/作
いりやま さとし/絵

盲導犬のステラはパートナーのあかねさんを守ることがお仕事。一緒に歩く夕暮れは、ステラにとってだいすきな時間でした。しかし、自分が老いると同時に盲導犬としての失敗が多くなり、ステラはあかねさんを守れなくなってしまったことに気がつきます。
盲導犬にやがて訪れる引退の時が、犬目線で書かれています。盲導犬とパートナーの方の間に生まれる愛情と、犬の優しさに心が暖かくなるお話です。

4.「ある犬のおはなし〜殺処分ゼロを願って〜」

kaisei/著

「ボクはあなたのことが大好きです。あなたと過ごしたすべての時間がボクのたからものです。」
殺処分のガス室で次第に立っていられなくなる「ボク」は、そんな時でも家族の迎えを待っていました。
今も年間5万匹以上の犬猫が殺処分されている、日本。ペットと家族になることの責任の重大さと命の尊さを教えてくれる絵本です。著者であるkaiseiさんが自作で出された本がフェイスブック上の動画として話題になり、2015年に書籍化されました。

今回紹介した絵本以外にも、犬が主人公の絵本はたくさんあります。
お子様に読み聞かせるもよし、自分で読むのもよし。皆様もぜひ、この機会に絵本を読んでみてはいかがでしょうか。