トレーニング・Tips
2018年9月15日
新しい家族を迎え入れるときに最初に考えるのが名前です。愛犬の一生の中で何度も呼ぶことになるので飼い主さんはみなさん真剣に考えるかと思います。そんな時、事前に知っていれば後で絶対に後悔しない5つのポイントを解説します。最後には実際に飼い主さんはどんな名付け方をしているのかの実例も。

1. 呼びやすさが重要

やはりベストなのは呼びやすくて、かつ耳馴染みの良い名前です。愛犬との生活の中で何万回と口にすることになるので、家族全員が呼びやすい名前にしてあげるのが重要です。例えば、子供達がつけた名前が今っぽくてかわいくても、一緒に住む祖父母世代には馴染みが薄くて呼びにくい、なんてことにならないように気をつけましょう。

2. 犬が認識しやすい名前のルールがある

最初にご紹介したポイント1にも通じますが、名前はシンプルで短いことが愛犬にとっても一番です。そして、犬の聞き取り能力が名前を考える上で重要な関わりがあります。犬は「a, i, u, e, o」の母音は聞き取れますが、反対に「k, r, t, n, h …」などの子音は聞き取りが得意でないそうです。つまり「ハナ」も「ナナ」も両方同じく「ああ」と聞き取ってしまうということです。トレーニングの際のコマンドも「待て」や「ふせ」など短くシンプルな言葉が多いのもこういったことからきています。それに習い、愛犬の名前もシンプルで聞き取りやすいかどうかという点を重視すると良いですね。また、さらに母音の中でも「a,u,o」は聞き取りやすく名前の最後の文字にこれらの母音が入ると反応しやすいという説があります。そして反対に「i, e」は比較的聞き取りにくいという説もあるそうです。それでもこだわりのある長い名前をつけたい!という方は呼びやすいニックネームをつけてあげてください。

DogHuggyさん(@doghuggy)がシェアした投稿

ADVERTISING

広告

3. 身近な人や犬の名前は避ける

次に重要なのが身近な人や犬の名前はできる限り避けることです。人であればその方々への配慮という点でも大事ですが、身近にいるとなると彼らの名前を呼ぶ機会が多いはずです。自分が呼ばれていると勘違いして愛犬が混乱しないように他の名前を付けてあげてください。そして多頭飼いであれば、先ほどの母音の点を考慮して名前を付けてあげましょう。例えば「マル」と「ハル」だと語呂合わせはかわいいですが犬の聞き取りでは両方とも「あう」と聞こえています。母音が違う名前で名前を考えてあげると犬達が混乱しません。

4. 不快にならない名前を

当たり前のことですが聞いた人が不快にならない、嫌なことを連想しないような名前をつけてあげるのが第一です。家の外や動物病院など公共の場で愛犬の名前を呼ぶ機会、そしてそれ以上に人から聞かれる機会がたくさんあります。愛犬も社会という集団生活の中の一部だということを忘れずに、周りの人からも愛されるような名前をつけてあげたいですね。そして日本にも海外の方がどんどん増えてきました。外国語で名前をつける際にも、響きが気に入ったからといって安易に付けず、意味も念のため調べた上で名前にしてあげると良いですね。

5. 姓名判断で決める人も!

愛犬の名前を決める際、姓名判断で決めてみるのも面白いかもしれません!なんと、それについて詳しく解説している書籍も出版されています。愛犬の名前だけではなく人間の名前に応用して読み解く方もいるようです。占いが好きな方は参考にしてみるのはいかがでしょう。

幸せわんこの姓名判断―あなたと犬の相性診断付
著者: 神楽 多真希
単行本:199ページ
出版社:オクムラ書店