2019年10月13日
【犬種図鑑】オールドイングリッシュシープドッグってどんな犬種?特徴や性格をご紹介
目次
オールドイングリッシュシープドッグって、どんな犬?
画像:instagram auggie_the_sheepadoodleさん
ミュージカルや映画にもなった「アニー」に出演したことで知られている犬がオールドイングリッシュシープドッグです。大型犬ですが、もふもふの毛に包まれた優しそうな顔つきから、愛らしい雰囲気を醸し出しています。
体格が良く、どっしりとしていて、まるで大きなぬいぐるみのような見た目でもあります。オールドイングリッシュシープドッグは、その特徴的な外見から、ショードッグとして人気もあるのです。
富裕層の間で飼うことが流行った時期もありました。もともとは牧羊犬ですが、優しくて賢い性格からアメリカでは子守りを任されるくらい人間から信頼されている知的な犬です。
オールドイングリッシュシープドッグの歴史
オールドイングリッシュシープドッグは、先ほどもご紹介したようにもともとは牧羊犬です。しかし、犬としての起源は、はっきりとした記録が残っていません。
ただ、複数の犬を交配させて生まれた犬種ではないかとか、ボブテールという牧羊犬から派生してきたのではないかといわれています。ですから、オールドイングリッシュシープドッグは、「ボブテール」という別名で呼ばれることもあるのです。
その他にも、コッツウェルズ・コルやアデット・コリーから生まれてきた犬ではないかという説もあります。
オールドイングリッシュシープドッグがドッグショーに初めて出たのは、1873年のイギリスだったといわれています。
オールドイングリッシュシープドッグの特徴
画像:instagram auggie_the_sheepadoodleさん
オールドイングリッシュシープドッグの特徴を順にご紹介していきます。
被毛
まず、毛の色は胴体がグレーやブルー、またはグリズル(黒系の色にグレーやレッド系統のカラーが混ざった色味)です。胴体以外の部分はホワイトカラーが広がっています。
ちなみに、毛は非常に長く、目が毛で隠れてしまうこともあるくらいです。しかも、ダブルコートであるという特徴も持ち合わせています。
外見
次に、体型についてですが、オールドイングリッシュシープドッグは実に特徴的な体型をしています。大型犬でがっちりとしているのですが、横から見ると肩よりもお尻が高く見えることから、体型は洋梨にそっくりなのです。さらに、体型全体の高さと長さが同じくらいなので、スクエア型をしているともいえます。
かかりやすい病気
オールドイングリッシュシープドッグのかかりやすい病気としては、長毛で、しかもダブルコートであるということから皮膚疾患や外耳炎が挙げられます。遺伝的には心臓疾患のほか、進行性網膜萎縮症や白内障にかかりやすいともされているのです。
オールドイングリッシュシープドッグの性格や気質
画像:instagram michaelthesheepdogさん
オールドイングリッシュシープドッグは見た目の通り、優しくて穏やかな性格をしています。また、社交的でもあるといわれているので多頭飼いや人が頻繁に出入りする環境でも買いやすいといえるのではないでしょうか。
先ほどご紹介したように、アメリカでは子守り犬としても重宝されているので、小さい子どもがいる家庭にもなじみやすいでしょう。
一方で、自信家な面も持ち合わせていることで知られています。飼育する際には、しつけをしっかりと行い、どんな時も飼い主に従うようにしていくことが大切ですね。とはいえ、賢くて穏やかな性格の犬ですから、きちんとしつけをすれば飼いやすい犬に育ってくれることでしょう。
オールドイングリッシュシープドッグの飼育方法
画像:instagram theycallmefloyd_sheepdogさん
散歩の回数
オールドイングリッシュシープドッグは、大型犬なので豊富な運動量を必要とします。ですから、散歩時間を十分にとってあげることがポイントです。1日2回散歩に連れていくのはもちろんのこと、1回の散歩は1時間程度とってあげる必要があるでしょう。
また、普段の散歩だけではなく、ドッグランで思いっきり運動させてあげる機会を持ってあげるといいですね。
餌の頻度
餌についてですが、大型犬なので1回に食べる量は小型犬や中型犬に比べて必然的に多くなります。ただ、餌をたくさんあげ過ぎるのは肥満の元ですから、1日2回を目安として適量を与えるようにしましょう。
グルーミング
さらに、オールドイングリッシュシープドッグはダブルコートで毛の量も多いので、グルーミングも欠かせません。グルーミングの中でもブラッシングは基本的に毎日行いましょう。必要に応じてシャンプーもしてあげることで、皮膚疾患の予防にもなります。
飼育環境
最後に飼育環境についてですが、できれば屋内飼育でスキンシップを頻繁にとってあげましょう。また、暑い時期には屋内で涼しく過ごさせてあげることがポイントです。