犬種図鑑
2016年10月25日
街でよく見かけるプードルたち、社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が発表する人気犬種ランキングでは、なんと7連覇中だそうです!今回は、そんなプードルの歴史と性格をご紹介します。

プードルってどんな犬?


日本で飼育されている犬のなんと23%をも占める超人気犬種トイプードル。実はプードルを小型に改良した犬種です。もともとのプードルはスタンダードプードルといって体高45cm以上にもなる大型犬。昔は水猟犬として活躍しており、水たまりを意味するpuddle(パドル)という単語が名前の由来となっています。なんとも可愛らしいネーミングですね!

17世紀ごろに小さく改良されて家庭犬としての人気を高め、今ではトイサイズのプードルの方が一般的と言えるでしょう。他にもスタンダードプードルとトイプードルの間の大きさのミニチュアプードルやトイプードルのなかでもさらに小さいティーカッププードルなどサイズがとても豊富な犬種です。

カラーもとても豊富で10種類ほどあるといわれています。もともとは白と黒のみでしたが、現在ではブラウン・シルバー・アプリコットなど様々な色ののトイプードルが存在します。毛の生え変わりや脱毛がなく、犬アレルギーのある人にも優しい犬です。

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プードルの性格

もともと狩猟手伝いをするために生み出された犬種なだけあり、全犬種のなかでも賢いわんちゃんが多いようです。

威圧感のない可愛らしい見た目に加えて、他の人の邪魔になりにくいコンパクトな体、そして大型犬に負けない賢さを兼ね備えているトイプードルはサービス犬にぴったり!訓練によって様々な技能を身につけることが比較的容易であり、さらに社交的で温厚な性格のため、海外では介助犬やセラピー犬・盲導犬として活躍するプードルも珍しくありません。

日本でも初の小型警察犬や小型災害救助犬として働くトイプードルが出現し、小さな体という利点を活かして活躍しています。

 

これからプードルを飼う人へ


プードルは賢い犬ですが、その賢さを持て余してしまうと「こんなこともできるよー」とイタズラをしたり、「それはちょっとヤダ…」と飼い主の言うことを聞かないで済む方法を模索するなど別の方向に知恵を働かせ始めてしまいます。

新しい技を覚えさせる、仕事を与えるなどして持っているポテンシャルを発揮する機会を作ってあげましょう。そのエネルギーと頭脳を駆使してあなたを満足させようと積極的に取り組んでくれるはずです!

また、トイプードルはサイズ・カラーともに豊富であることに加えて、カーリーな長毛を生かして様々なカットを楽しめる犬種でもあります。ある程度伸びると抜ける他の犬種に対して、プードルは脱毛することなく伸び続けます。毎日のブラッシングと頻繁なカット&シャンプーでお金と手間を必要としますが愛犬のおしゃれを楽しみたい人にはぴったりな犬種です。サマーカットでさっぱり!たまにはアフロヘアーで個性的に!定番のテディベアカットもぬいぐるみに紛れるほどの可愛さです♡

「トイプードルを飼っているお友達もいるし、のちのちは2世を!」と考えてしまう親バカ心もありますでしょうが、遺伝性の疾患に注意が必要なので、知識のない人による交配・繁殖は危険です。ブリーディングはプロにお任せしましょう。

どんな犬にも言えることですが、14~17年生きる長寿な犬種であるトイプードルは、最期まで面倒を見れるよう特にきちんと計画性と責任をもって飼い始める必要があります。あなたと長く連れ添ってくれる犬です。様々な場所へ一緒に出かけて思い出を共有してください!