2019年10月18日
【犬種図鑑】スムースコートチワワの飼い方は?特徴や性格もご紹介
目次
スムースコートチワワってどんな犬?
世界一小さい犬種として知られるスムースコートチワワ。
くりくりとした大きな瞳と華奢なボディがかわいらしい人気犬種です。
その小柄さは群を抜いており、子犬のころには片手のなかにすっぽりと収まってしまうほどで、成犬になっても体重約1.5kg~約3kgと、子どもでも抱っこできるほど。
その華奢さから都会での飼いやすさが注目を集め、人気犬種ランキングでは毎年3位以内に入る実力者です。
スムースコートチワワは短毛種のチワワであるため、被毛が短くすっきりとした印象であることが特徴で、滑らかなシルクのような被毛に覆われています。
スムースコートチワワの歴史
チワワのルーツは陽気なラテンの国・メキシコです。
9世紀頃には既に「テチチ」と呼ばれるチワワの原種が生息しており、マヤ文明の遺跡などで遺骨が発掘されているそうです。
その後絶滅したとされていたテチチですが、1850年に発見されアメリカに持ち帰られました。
発見した土地名に因み「チワワ」と名付けられたその犬種は、20世紀には長毛種の作出も行われます。
あまりの小ささに初めは人気が出なかったチワワですが、都市の近代化に伴いペットとしての人気を確固たるものとしました。
スムースコートチワワの特徴
<特徴>
- 大きさ:超小型犬
- 標準体高:12cm~20cm
- 平均体重:1.5kg~3kg
- 被毛:シングルコート・ダブルコート両方
- 被毛の色:ホワイトからブラックまで
- かかりやすい病気:結膜炎
体型
大きな立ち耳とふさふさの尻尾が特徴的。「アップルヘッド」と呼ばれる丸い頭の形をしています。
毛の長さ
なめらかなシルクのような短毛で、飾り毛はありません。
また、シングルコート・ダブルコート両方の遺伝子を持っていますが、日本生まれのチワワはダブルコートが多い傾向にあります。
毛色
たいへんバリエーションが豊かで、ホワイトからブラックまで数多くの毛色が認められています。
「タン」という眉毛のような模様がある個体もいます。
注意したい病気
大きな眼を持つため、結膜炎などの眼病には注意が必要です。
先天的に頭蓋骨の接合が不完全で「ペコ」という凹みができる個体もいます。
ちいさな勇者!スムースコートチワワの性格
明るく、好奇心が旺盛な性格です。
遊び好きで、特に子犬の頃は常に家じゅうを走り回っているようなアクティブさを持っています。
また、小さい身体のわりにたいへん勇敢で、自分より何倍も大きな犬や初対面の人間に吠えて威嚇するような性格でもあります。
しかし、その性格の裏には臆病で怖がりな一面が隠れており、知らないものに警戒して吠えているという部分もあるようです。
一方で飼い主に対してはべったりで甘えん坊になる可愛らしい面も持っています。
スムースコートチワワの飼育方法
<飼育方法>
- 散歩頻度:毎日15分~30分程
- 食事の回数:1日65g程度を2~3回
- ブラッシング:こまめに
- 飼育環境:マンション飼育向き
散歩の回数
社会性を身に着けさせるためにも、毎日15分~30分程は散歩に連れていってあげましょう。ドッグランなどで他の犬と交流させるのも良いでしょう。
ごはんの量・頻度
成犬の場合、1日65g程度を2~3回に分けて与えてください。
お手入れの頻度
数か月おきの定期的なトリミングが必要です。
短毛種ですが、日常的な抜け毛が意外と多いため、こまめにブラッシングしてあげましょう。
飼育環境
基本的には広い敷地を必要としない、マンション飼育向きの犬です。
しかし、南米原産のチワワは寒さに弱い傾向がありますので、エアコンをつけたり服を着せたりして、寒くないよう手助けしてあげる必要があります。
これから飼う方に向けて
とっても小さい身体とくりくりした大きな瞳がとってもかわいらしいスムースコートチワワ。
ロングコートと比べるとまだまだ飼育頭数も少なく、ショップやブリーダーさんの販売頭数も少ないですが、その素顔はとっても愛くるしい小さな勇者です。
一度心を許した相手は離れ離れになっても決して忘れることのない高い忠誠心も持っています。
一緒に暮らし、しっかりと主従関係を教えることができたなら、きっとあなたにとってかけがえのないパートナーになることでしょう。