犬種図鑑
2016年11月2日
スヌーピーのモデルとしてお馴染みのビーグル。イギリス生まれの現在でも根強い人気のある犬種ですね。ここでは、ビーグルの歴史と性格をご紹介します。ビーグルを飼おうかなと気になっていらっしゃる方はぜひ参考にしてみてください。

ビーグルってどんな犬?

14336582038_1c470a95fa_k
出典:Photo by Beagle | Maëlick | Flickr
ビーグルは典型的な嗅覚ハウンド(匂いで獲物を追う猟犬)です。そのずば抜けた嗅覚で警察犬や麻薬探知犬、空港などでの検疫探知犬としても活躍している犬種です。

ビーグルの語源は「開いた喉」を意味するフランス単語の”begueule”(ベグー)だと言われています。その名の通り声が大きく、多様な鳴き声を持ちます。他の犬と同じようにワンワンと吠えるのはもちろん、特徴的なのは比較的長く伸びる高めの声です。これは猟で獲物を追跡中に出す鳴き声で、「見つけたました!」と狩人や他の猟犬に伝えるための声です。

また、遠吠えもします。嬉しい時も悲しい時も、もうなんでもないときもそれをみんなと共有したくて遠吠えします。あなたが遠吠えの鳴き真似をすれば、すかさず呼応して返してくれます。

体重は8~14kg、体高は33~40cm程度。小型犬に分類されることが多く、ハウンド系の犬種の中では最も小さい犬種といわれます。平均寿命は12~15歳ほどといわれますが、しっかりとした健康管理を行えば20年以上生きるケースもあります。 耳が垂れているため蒸れて外耳炎になりやすい点には注意をしてあげてください。

ADVERTISING

広告

ビーグルの性格

14498683523_983987d015_k
出典:Photo by Beagles | Maëlick | Flickr

ビーグルは何匹もの狩猟犬とチームになって狩りに参加してきた犬なので、協調性に長け、犬・人ともに仲良くできます。やんちゃで活発なビーグルは遊び盛りの子供や他の犬がいるお家では良い相棒になれること間違いありません。しかし、1人でいるのがやや苦手な寂しがり屋のビーグルも多いようです。1人でお留守番になったときには、「独りはいやだあ」と言わんばかりの遠吠えが通りの向こうまで響きわたることを覚えておきましょう。また探究心旺盛でついつい夢中になってしまい飼い主さんを無視して単独行動をしてしまうことも多いのでしっかりと見守ってあげましょう。

これからビーグルを飼う人へ

15960465770_515e696679_k
出典:Photo by Beagle Buddy | Timothy Fenn | Flickr

ビーグルは嗅覚に鋭く反応する犬ですので、散歩や遊ばせるときには匂いにつられて飛び出していくことがないように注意しなければなりません。

何かの匂いに気を取られて言うことを聞かないときは、名前を呼んだりするよりもおやつやおもちゃの匂いを嗅がせると効果的です。耳からくる情報よりも鼻からくる情報のほうがビーグルにとっては強烈なのです。

また、エネルギッシュな犬なので十分に運動させないと余ったエネルギーをイタヅラや無駄吠えに回してしまいます。散歩の際にリュックを装着するなどしてエネルギーを多く消費できるように工夫をすると良いでしょう。

並んで走る行為は猟犬であるビーグルにとって絆を深めることにつながります。よく食べ、一緒にたくさん運動・遊びをさせることがビーグルと楽しく暮らすコツかもしれませんね。