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2020年5月17日
最近の新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、消毒や除菌剤に注目が集まっています。ですが、ペットは床に直接触れていますし、また、床を舐めることもありますので、ペットのいる家庭ではどの消毒方法を使えるのか不安になりますよね。そんな方におすすめなのが次亜塩素酸水です。今回は愛犬などペットのいるご家庭での次亜塩素酸水の使い方や成分について解説します。
  • 本記事は獣医師を中心とした株式会社DogHuggyのTrust&Safetyチームによって作成された記事です。

次亜塩素酸水とは?

塩酸または塩化ナトリウム水溶液を電気分解することで得られる液体で、次亜塩素酸ナトリウム液と同等の除菌効果がありながら生体に無毒、食品添加物としても認可されていることが特徴です。菌やウイルスに反応すると普通の水に戻るので、犬などのペットが舐めても安心です。多くの動物病院や動物保護施設でも使われています。

次亜塩素酸水と他の殺菌・除菌剤の違いは?

独立行政法人製品評価技術基盤機構のHPでは、それぞれの消毒方法が手指・食品・物品のいずれの消毒に用いることができるのかがまとまっています(表1)。ここで、手指かつ食品の消毒に利用可とされているのは、アルコール消毒液と次亜塩素酸水(※どちらも一部例外あり)なのですが、ここで注意点があります。

犬や猫はアルコールを分解することができません!

人間と違って、犬や猫はアルコールを分解する酵素を持っていないからです。中毒量や致死量には体重による差や個体差がありますが、中にはほんの少し舐めただけでも命に危険が及ぶことがあります。

そのため、現時点では、ペットのいる家庭で用いる消毒方法としては次亜塩素酸水が安全と考えられるでしょう。
※ただし、前述の通り、次亜塩素酸水の中でも一部例外もあります(次亜塩素酸ナトリウム等を混ぜて作られた製品など)。成分を確認してから使用するようにしましょう。

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ペット・愛犬のいる家庭での次亜塩素酸の使い方

ペット用品に使用する場合

直接噴霧する場合は20cm程度離して噴霧します。表面が濡れる程度スプレーし、そのまま乾燥させてください。また、金属への腐食性は水道水と同程度ですので、金属にも安心してご利用いただけます。

愛犬に使用する場合

タオルなどに次亜塩素酸水を染み込ませ体や足を拭いてあげると良いでしょう。ブラッシングをしながら優しく拭いてあげるといいでしょう。

次亜塩素酸の保存方法

次亜塩素酸水は紫外線に弱い性質があるため、日光の当たらない場所で保管してください。また、酸素に触れると徐々に酸化分解するため、密閉ボトル内で保存しましょう。製品によって異なりますが室温での成り行き試験で2年間経過してもほとんど劣化が見られないことが確認されています。ただし、保管方法によって安定性は異なりますので、日光の当たらない場所で保管したうえでなるべく早く使用することをおすすめします。

おすすめ次亜塩素酸水

DogHuggyのおすすめする次亜塩素酸水です。安全に活用いただける除菌・消臭剤です。特許製法※1で作成されており、多くの動物病院などペット関連施設でも使われています。※特許第6230079号