2022年7月6日
犬用歯磨きガムのおすすめ5選!口腔ケアのポイントも
目次
犬用歯磨きガムの選び方
まずは、犬用歯磨きガムを選ぶときのポイントを、3つご紹介します。
サイズで選ぼう
歯磨きガムの目的は、噛むことで歯についた汚れを落とすこと。しかし、大きすぎると口内を傷つけたり、小さすぎると噛まずに飲みこんだりすることも。そこで、まずは、わんちゃんの口のサイズにあったものを選ぶことがポイントです。パッケージに書かれたサイズ、対象の犬種をチェックするとよいですよ。
適度なやわらかさのあるものを選ぼう
かたいほうが歯石が取れるはず! と思っていませんか? じつはそれ、逆効果なんです。歯磨きを目的としたガムでは、歯の根元についた汚れも落とせるよう、歯がくいこむ適度なやわらかさがあるものが理想的ですよ。
嗜好性のよいものを選ぼう
わんちゃんが積極的に噛んでくれなければ、歯磨き効果は得られません。そこで、サイズ・やわらかさにくわえて、わんちゃんにとって嗜好性のよいものを選びましょう。あきずに噛めるような味・フレーバーがついたものなら、毎日続けられますよ。
犬用歯磨きガムのおすすめ5選
ここからは、犬用歯磨きガムのおすすめをご紹介します。
PETKISS 食後の歯磨きガム 小型犬用
獣医師と共同開発された犬用歯磨きガム。繊維質のガムをねじった形で、歯にくいこみやすいのが特徴です。また、歯についた汚れを落としやすくする『ピロリン酸ナトリウム』を配合。においの予防にも、効果が期待できますよ。
サイズ展開も豊富で、やわらかタイプ・超やわらかタイプ、子犬用・シニア用など、種類はさまざま。愛犬に最適のサイズ、タイプを見つけてみてくださいね。
グリニーズプラス 成犬 小型犬用
米国獣医口腔衛生協議会が認定した、犬用歯磨きガム。食物アレルギーに配慮した、自然素材でできています。ちなみに、同社が2010年に行ったテストでは、84%のわんちゃんが、このガムをすべて食べたそうですよ。嗜好性のよさも十分と言えますね。
超小型犬・小型犬・中型犬・大型犬用とサイズ展開も豊富。さらに、成犬用・カロリーケア・エイジングケアなど、年齢にあったタイプを選ぶこともできますよ。
ベストパートナー デンタルスティックナチュラル
牛皮とタピオカでん粉のみでつくられた、無添加・無着色の犬用歯磨きガム。50本入りで1,000円以下と、コスパは良好です。
しかし、少々かためなのが気になるところ。また、サイズ展開もないので、中大型犬やシニア犬には不向きかもしれません。与えるときは、飼い主さんが手で持ったまま、奥歯できちんと噛ませるようにするなど、工夫するとよいでしょう。
ゴン太の歯磨き専用ガムSSサイズ
弾力のある、やわらかめの犬用歯磨きガム。Amazonのカスタマーレビューによると、かなりやわらかく、シニア犬も喜んで食べてくれるとの声もありましたよ。また、手で簡単にちぎれるので、口の小さい超小型犬や子犬にも与えやすいですね。
さらに、歯周病菌とむし歯菌の抑制に効果が期待できる、ヒト由来のL8020乳酸菌と消臭効果のあるクロロフィルを配合。歯磨き効果も高いと言えますね。
PETKISS つぶつぶチップで歯のケア ちぎれるササミスティック
国産の鶏ささみでできたジャーキーに、牛皮のチップが入った犬用歯磨きガム。表面に細かな凹凸(おうとつ)があり、歯についた汚れが落ちやすくなりますよ。
Amazonのカスタマーレビューによると、歯磨き嫌いのわんちゃんでも、これなら喜んで食べてくれ、口のにおいも気にならない! と感じた飼い主さんもいるようです。嗜好性にすぐれているので、おやつとしてあげても◎。
犬用歯磨きガムは、どのくらいの頻度で与えればよいの?
結論から言うと、1日1本〜を目安に、毎日与えることをおすすめします。その理由は、歯垢が歯石になるはやさ。じつは、わんちゃんたちの歯垢は、約3日で歯石になると言われています。人間の場合は、約25日と言われているので、その差はなんと約8倍! ちなみに、歯石になってしまうと、病院で除去する必要があります。また、場合によっては麻酔を用いることも。愛犬に負担をかけないよう、毎日の習慣にしてあげましょう。
犬用歯磨きガムだけで、汚れは落ちる?
残念ながら、犬用歯磨きガムだけでは不十分。可能なら、犬用歯ブラシを使って、毎日きちんと歯磨きしてあげましょう。とはいえ、歯磨き嫌いのわんちゃんもいますよね。その場合は、まずは、歯磨きに慣れさせましょう。具体的には、指にシートやガーゼを巻きつけて、わんちゃんの歯をやさしくこすってあげるとよいですよ。なお、歯磨きのあとは、ぜひご褒美をあげてくださいね。
歯磨きは、いつからはじめたらよいの?
できるだけ早いうちから、歯磨きの習慣をつけましょう。具体的には、生後6ヶ月頃からはじめるのがおすすめです。子犬の頃から歯磨きを習慣にしていれば、においや歯周炎・歯肉炎などの口腔トラブルを、未然に防ぐことにもつながりますよ。
まとめ
今回は、犬用歯磨きガムのおすすめをご紹介しました。なお、くり返しになりますが、犬用歯磨きガムだけでは、汚れは落ちきりません。犬用歯磨きガムと、犬用歯ブラシ・歯磨きシートをうまく併用して、わんちゃんの口内環境を整えてあげてくださいね。
また、すでに歯石がついている……という場合は、まずは病院へ行きましょう。適切な処置と今後のケア方法などについて、きちんとしたアドバイスをもらってくださいね。