2021年3月16日
犬の肉球ケアは?自宅でできる方法や注意点を解説
目次
肉球ケアは必要な理由とは?
肉球は犬にとって大事なものです。肉球は汗腺であり、触覚器官として、さらに、歩行時の衝撃を緩和させる働きがあります。しかし、肉球は散歩時の怪我や火傷などをしてしまうことも多い場所で、散歩のあとにはしっかりとしたケアが必要です。ここでは、肉球ケアの必要な理由についてご紹介します。
角質化を防ぐ
肉球はケアを怠ると、角質化してしまい固くなります。固くなった肉球は滑りやすく、フローリングで関節を痛めてしまう可能性があります。肉球ケアは角質化を防ぎ、柔らかい肉球を保つことができます。
ささくれ立ちを防ぐ
肉球はケアを怠ると、ささくれ立ちを防ぐことができます。肉球はささくれ立ってしまうとそこから細菌が侵入し、炎症を起こしてしまう可能性があります。肉球が炎症を起こしてしまうと、歩くだけでも痛みが生じるため、歩行障害を引き起こしてしまう場合もあります。肉球ケアをすることで、ささくれ立ちを防いでくれます。
肉球ケア方法とは?
肉球ケアはぷにぷにした状態を保つだけでなく、関節や足を保護してくれます。犬が健康的に生活するためには、肉球ケアがとても大事になります。では、実際にはどんな方法で肉球をケアしていけばいいのでしょうか。ここでは、肉球ケアの方法についてご紹介します。
肉球を清潔にする
肉球ケアを始める前に、人肌に温め濡らしたタオルで肉球をきれいにしましょう。肉球を人肌程度に温めることで、より高いマッサージ効果や肉球クリームの浸透率の向上が期待できるようになります。
肉球マッサージ
肉球を清潔な状態にすることできたら、次は肉球マッサージです。肉球マッサージのときには、肉球クリームなどを利用することでより肉球を保湿することができます。
マッサージするときには、親指の腹を使い、肉球を優しくしていきます。力加減は犬に合わせて、優しくすることを心がけましょう。犬が痛がるようであれば力加減を弱め、犬の様子を見ながら行います。肉球だけでなく、肉球と肉球の間も行いましょう。
靴下を履かせる
肉球マッサージのあとは、肉球クリームをより浸透させるためにも靴下を履かせてあげましょう。靴下を嫌がる場合は人肌に温めた濡れたタオルで肉球を包みます。
マッサージは5~15分程度行い、犬がリラックスしているのであれば続け、嫌がってしまったときは中断しましょう。
肉球ケアの注意点とは?
肉球ケアは行うことでさまざまな効果が期待できますが、マッサージを行ったあとにはいくつか注意点が必要になります。ここでは、肉球ケアの注意点についてご紹介します。
肉球クリームを塗ったあとは安静に
肉球クリーム塗ったときには安静にしてあげましょう。肉球クリームは保湿性の高い成分でできているので、塗った直後にフローリングの上を歩くと足を滑らせてしまう可能性があります。そのため、肉球クリームを塗ったあとは靴下を履かせるか、ケージの中に入れるなどして対応しましょう。
肉球クリームは安全性の高いものを選ぼう
肉球クリームはたくさんの種類が販売しています。肉球クリームを購入するときには、迷ってしまうこともあるかもしれませんが、犬が舐めてしまうこともありますので、安全性の高いものを選びましょう。犬が舐めても問題ない商品を探すことをおすすめします。
犬のペースに合わせてすすめる
肉球は犬が触られることが苦手な部位です。そのため、初めて行うときには、嫌がってしまう可能性があります。足先に触ることを嫌がるときには、無理して行わずに、足に触ることから慣れさせていきましょう。
まとめ
ここでは、犬の肉球ケアのメリットや方法についてご紹介しました。犬にとって肉球は健康的に生活するためにも大事なものです。しかし、肉球は歩くたびに使う部位なので、怪我や火傷をしてしまう可能性が高いです。そのため、肉球ケアをこまめに行うことで、肉球の状態をこまめに確認でき、病気の予防や早期発見にも役立てることができます。
肉球ケアは難しくなく、犬が嫌がることがなければスムーズに行うことができます。しかし、嫌がってしまう場合は無理やり行うことで余計肉球ケアができなくなります。犬のペースに合わせてゆっくりすすめていきましょう。