犬種図鑑
2017年7月23日
うるうるした大きい目と華奢な体が印象的なチワワ。CMで大人気になったこともありましたよね!とにかくかわいいイメージのあるチワワですが、実際はどんなわんちゃんなのか、詳しく見ていきましょう。

チワワってどんな犬?

トイプードルに次ぐ人気をほこる犬種であるチワワはとてもかわいらしい犬ですが、実はミステリアスな歴史を持つわんちゃんでもあります。その起源は明確にはなっておらず、未だ多くの説があるのです。そのなかでも有力なのが、中国が起源だとする説と、中南米が起源だとする説。どちらの説でも、体長は昔から小柄だったようですが、今から500年も前の中南米では、家族に死者が出た場合の生贄や食用などにされることもあったようです。今のわたしたちからするととても残酷な話ですが、チワワの祖先犬が人間ととても近い存在だったこともわかりますね。現在では、この中国起源説と中南米起源説を組み合わせたものが主流になっています。中国にいた祖先犬と、中南米にいた祖先犬の掛け合わせで生まれたのが現在のチワワだということです。しかし、具体的にいつ頃交配が行われたかなどの細かい部分は明らかになっていません。身近なチワワには大きな謎が残されているんですね。

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チワワの性格

そんな謎多き犬、チワワですが、どのような性格なのでしょうか? 体の小ささからはなかなか想像できませんが、じつは、けっこう勝気。とても勇敢で賢く、警戒心も比較的強い性格です。一方で、飼い主さんに対してはとても忠実で、愛情深くあり、飼い主さんがピンチのときは吠えるなどしてがんばって守ろうとしてくれる一面もあります。健気でかわいいですね。

また、行動面では、とても好奇心が旺盛で活発なので、たくさん遊んでほしがります。チワワは小さいながら体つきはがっしりしていて、とてもすばしっこく動くことができるのも特徴のひとつです。

これからチワワを飼う人へ

チワワを飼ううえで注意しなくてはならないのは、あまりデレデレしすぎないこと!笑 小柄で愛らしいそのルックスに、ついつい甘やかしてしまいそうですがしっかりしつけていくこともときには必要です。というのも、チワワが本来持っている警戒心の強さから、見知らぬ人に対して激しく吠えるようになってしまうこともあるんです。なんでもかんでもいうことを聞いていると、なにかしてほしいときにすぐ吠えるようになってしまうので気をつけるこ必要があります。

また、強い縄張り意識を持っているので、室内のマーキングなどにも注意しましょう。しつけさえきちんとできれば、飼い主さんに対しての愛情深さを存分に発揮して、深い絆を築くことができます!

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また、チワワには長毛のロングコートチワワと短毛のスムースコートチワワがおり、どちらも1年に2回換毛期があります。換毛期には特に丁寧な掃除やお手入れが必要ですが、ロングコートチワワの場合は1年を通じて、こまめにブラッシングやお尻の毛のカットなどをおこなってあげる必要があります。毛の長さによる性格に違いはほとんどなく、相性がいいと思うわんちゃんを選んで飼ってあげるとよいかと思います。

さらに、チワワの毛色はホワイト、クリーム、ブラック、薄茶、濃茶、グレーブルー、赤茶の7色の組み合わせによって決まります。毛色はその子の大事な個性なので、きちんとお手入れして、いつまでもきれいに、快適でいられるように維持してあげましょう。

まとめ

小柄で一緒にお出かけもしやすく、抱っこなどのスキンシップも取りやすいチワワ。愛情深く甘えん坊な性格でもあるので、たくさんかわいがって、できるだけ長く元気に一緒に暮らしたいですね。