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うちの子にも必要なの?子犬のワクチンス接種ケジュールを解説

ペットショップやブリーダーさんから子犬を迎えると、だいたい1回目のワクチン接種が済んだ状態でお家にやってくることが多いと思います。このワクチンってなんの病気を予防するの?必ず接種しなければいけないの?そんな疑問にお答えします。

ワクチンと免疫

わんちゃんに必要なワクチンは基本的には2種類あります。
接種が義務付けられている狂犬病ワクチンと、任意接種の混合ワクチンです。

子犬は、母親から母乳を通していろいろな病気に対する免疫を譲り受け、これを移行抗体と呼びます。
移行抗体は生後45日~90日程経つと効果が薄れてくるため、このころに1回目の混合ワクチンを接種します。
母親からの移行抗体が残っていると、ワクチンを接種しても十分な効果が期待できない為、1か月程度空けて2回目、3回目のワクチン接種をします。

狂犬病ワクチン

狂犬病の予防注射は、すべての犬に法律で義務づけられています。
生後90日を過ぎたわんちゃんは、1年ごとに狂犬病の予防接種を受けなければなりません。

犬を飼い始めるにあたって、役所に畜犬登録をしなければならず、
これをすると毎年4月頃に狂犬病予防注射のお知らせのハガキが届きます。
注射を打つのは、近所で行われるの集合注射でも動物病院でも構いません。

狂犬病は、感染するとほぼ100%死に至る恐ろしい病気で、哺乳類であればどの動物でも感染します。
日本国内では50年以上発生していませんが、海外では決して珍しい病気ではありません。
2006年には、海外で狂犬病に感染した男性が日本に帰国し、発症、死亡しました。
島国だから安心というわけではなく、いつ国外から狂犬病が侵入してもおかしくないと言われています。

混合ワクチン

任意で行われる予防注射で、狂犬病ワクチンとは同時接種できません。

生後2か月頃に1回目の混合ワクチンを打ち、その後1か月ずつあけて2回目、3回目を打ち、その後1年おきに接種します。混合ワクチンは2種、3種から10種など、いろいろな種類がありますが、一般的によく使われているのは5~9種です。

▼6種ワクチンの例

  • 犬ジステンパーウィルス
  • 犬伝染性肝炎
  • 犬アデノウィルス(2型)
  • 犬パラインフルエンザ
  • 犬パルボウィルス
  • 犬コロナウィルス

パルボやジステンパーは子犬が発症すると重篤な症状に陥りやすく、またペットショップなどでの集団感染も度々起こります。5種以上のワクチンには必ず入っているので、子犬の頃は特に忘れずに接種しましょう。

8種や9種のワクチンでは上記に犬レプトスピラ感染症(カニコーラ型、コペンハーゲニー型、ヘブドマディス型など)が含まれます。

だいたい動物病院では、5種か6種+8種か9種の組み合わせで2種類の混合ワクチンを用意している病院が多く、レプトスピラ感染症を予防するかしないかで選ぶことになります。レプトスピラはネズミが媒介するため、田んぼや川、畑、キャンプ、登山などは要注意で、感染すると重篤になり死亡することもあります。感染率はそれほど高くはありませんが、珍しい病気ではありません。ただ、5種や6種に比べてワクチンアレルギーが発生しやすくなりますので、必要かどうか獣医さんと相談して判断しましょう。

混合ワクチンは毎年打たなければいけないの?

人のインフルエンザワクチンと同じで、接種すれば100%感染を防ぐことができるわけではありませんが、発症しても症状が軽く済みます。
室内飼いの犬でも、散歩時や、帰宅した飼い主さんの靴や服から感染することもあるので、接種が勧められます。

世界的なワクチンプログラムでは、3年に一度の接種が推奨されていますが、すべての犬に当てはまるものではなくあくまで基本方針であり、それぞれのニーズや病気の発生状況を考慮すべきとされます。

日本では、混合ワクチンの中身によって、1年で効果が切れるものや3年以上持続するものがありますが、飼育環境や個体差にも影響されます。日本ではワクチンの接種率の低く、伝染病の蔓延が予防できていないこと、さらに残念ながら子犬の店頭生体販売が一般的なことなどから、今のところメーカーの推奨する1年に一度の接種が望ましいとする病院が多いようです。
愛犬に余分な注射を打ちたくない、という方は、抗体検査をして抗体が低い場合に追加接種する方法もありますが、ワクチン接種よりも費用がかかってしまいます。

ワクチンアレルギー

ワクチン接種により、アナフィラキシーショックや過敏症が起こることが稀にあり、対処せずに放置すると、最悪の場合死に至ります。これは犬のワクチンに限らず、どんな薬剤でも起こり得ます。重篤な副作用は、だいたい接種後すぐか15分程度のうちに起こるので、注射後はすぐに帰らず、しばらく様子をみましょう。

帰宅後、嘔吐や下痢、顔が腫れるなどの症状が出た場合は、動物病院を受診してください。

アレルギー症状が夜中にでることがないよう、ワクチン接種は午前中のうちに済ませることをお勧めします。

最後に

狂犬病だけでなく、その他の感染症は、感染し発症すると症状が重篤化しやすく、子犬のうちは特に危険です。
ワクチン接種は、大切な愛犬を守るためにとても有効です。
自分の犬の飼育環境に合ったものを選び、アレルギーについても理解したうえで接種するようにしましょう。

posted: 2018/06/01

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