トレーニング・Tips
2019年1月5日

愛犬があるときになると急に吠え出したり、子犬のときはおとなしかったのに、成長したら吠え癖がついたという経験はありませんか?愛犬が吠えるのはあなたに伝えたいこと、訴えたいことがあるのかもしれません。

吠えるのは気持ちを表現する1つの手段

犬は社会的な動物です。吠えるのは自分の気持ちを伝えているときなのでとても自然な行為といえます。吠えることで悲しいとき、怖いとき、楽しいときなどさまざまな感情を表現しています。しかし、住宅街で愛犬が吠え続けてしまうと周りに迷惑がかかってしまうかもしれませんし、お散歩のたびに通りかかる人や犬に吠えていたら楽しくお散歩もできません。吠えてしまう原因を知ることで愛犬の感情がわかるだけではなく、一緒に生活をしていく上で飼い主と愛犬がストレスなく過ごすことができるかもしれません。今回はいくつかあるうちの3つを紹介していきます。さらにちょっとした対策も紹介します。

① なわばり意識をもっているから


例えば、来客に向かって吠えたり、インターホンや電話の音など特定の音に向かって吠えるなどです。低い声でワンワンと吠えます。これはなわばり意識が強いために吠えている可能性が高いです。犬の気持ちとしては、「僕のなわばりに危険が迫っているから飼い主に知らせなきゃ!」「知らない人は敵!」という感じだと思います。
対策としては、来客や特定の音に慣れてもらうことが必要になってきます。例えば来客におやつを与えてもらうことで、次第に知らない人への警戒心も薄れていくと思います。インターホンの音で吠えてしまうなら、かまうことなく無視をしたり、鳴った瞬間にハウスを指示し落ち着かせることが大切です。

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② 嬉しいとき・要求しているとき


例えば、飼い主が帰ってきたときにしっぽをぶんぶん振りながら吠える、ご飯の前、散歩の前、犬と遊ぶ前などに吠えるといった場合です。この時は軽快に高い声でワンワンと吠えます。犬の気持ちとしては「飼い主が帰ってきた! 嬉しい! これから何する?!」「ご飯早く食べたい! 早く持ってきて!」という感じです。
対策は、吠えるのをやめるまで構わない、要求を通さない、これだけです。いいことが起きなくなると犬も次第に吠えなくなっていくでしょう。

③ 退屈しているから


この場合は、特に何の前触れもなく突然吠え出します。犬が退屈でしょうがないとき、エネルギーを発散したいのに飼い主が遊んでくれないときに一人遊びの一つとして吠え始めます。
対策は、愛犬との遊ぶ時間をしっかりとることです。飼い主が忙しくて遊んであげられないときは、コングを活用するなどして一人遊びを退屈させないようにしましょう。ただし、できる限り一緒に遊んであげてくださいね。

原因が分かれば愛犬との生活がもっとハッピーに!

今回はこの3つを紹介しましたが、犬が吠える理由はこれだけとは限りません。愛犬がどんな時にどのように吠えるのかをよく観察することで愛犬があなたに伝えたいことが分かるかもしれません。簡単な対策も紹介してきましたが、それぞれの犬の性格によって対策の方法も変わってきたりします。原因をしっかりつきとめてハッピーな愛犬との生活をお過ごし下さい!