トレーニング・Tips
2020年3月26日
愛犬との別れ。それは寿命での別れだけではありません。戸締り不足や、不注意、災害の被害にて行方不明になってしまったり、病気で亡くなってしまったり、様々な別れがあります。どのような理由にせよ辛いことになります。

ペットロスの原因

『愛犬との信頼関係が強いほど悲しみは比例』

おでかけする際はいつも一緒!といった飼い主さんにとって、
当たり前のように側にいたパートナーを失うようなもの。
愛犬との日々の散歩、ご飯の時間。毎日行っていた行為がなくなるということ。今日も散歩行かなきゃ。と少し面倒に感じていた飼い主さんだったとしても、愛犬との散歩に行く行為がなくなることに、悲しさや寂しさを感じると思います。

そのぐらい愛犬の存在が、飼い主さんにとってかけがえのない存在だからです。

親愛なる家族がいなくなってしまった訳なので、ペットロスを避けることは難しいのです。

『愛犬に関連する全てを思い出す』

愛犬を失ったことで、愛犬に会えなくなる以外にも悲しさがあります。

一緒に過ごしてきた住まい、愛犬の食器やおもちゃ、ベッド。散歩道や、愛犬も一緒に出掛けた旅行先などの全てが大切な思い出なのです。そういった点から、考えないようにしても関連する物や、風景が多いので、
考えずにはいられないのです。

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ペットロスの症状

『ふとした時に悲しみがやってくる』

誰かと過ごしている時や、熱中しているものがあるのであれば、
その時間は、ある程度は気を紛らわせることができますが、
1人になった時や、物事が落ち着いた時に、愛犬との日々を思い出します。

いつもなら、そういう時間が愛犬との時間になっていたからですね。
ふとした空き時間を、愛犬との時間にされていた飼い主さまも多いのではないでしょうか?

その大好きな、幸せな時間はもう戻らない。
そんなことを考えてしまうため、悲しみが止まらないのです。

『何事にも悲観的になる』


愛犬を失ったということで、心に埋まらない穴が常に空いている状態です。

そのため、何をしていても満たされない気持ちから、気持ちがポジティブになれずに、ネガティブな考えばかりになってしまいます。前を向かなきゃと無理することで、精神を疲労してしまいます。散歩中のワンちゃんを見かけることすら辛くなってしまう方もいます。その風景からも気持ちをコントロールできずに泣き出してしまう方も。

『抗うつ神経症の恐れ』

自信喪失、不安、消極的なネガティブな気持ちになり、
物事をポジティブに考えられなくなります。
軽度な症状から、重度な症状まであります。食欲不振など健康面に関わる症状を引き起こすこともあります。

これには飼い主さんによって、重度な症状であっても回復が早い方、軽度な症状であっても継続して続く方と様々です。

『多くの場合は後悔の気持ち』

ほとんどの飼い主さんは愛犬を失ったばかりは、感謝の気持ちよりも、後悔の気持ちが大きくなります。
『もっと散歩してあげてれば良かった。』
『もっと健康面やご飯を考えてあげれば良かった』など、

様々な後悔が出てきます。

これに関しては、どんなに愛犬のことを想い、
接していたとしても無くなることはありません。

必ず後悔というものはあります。

ここで感謝の割合よりも、後悔の割合が大きい飼い主さんが、よりペットロスの症状が重度のなる可能性があります。

誰しもが起こりうること

ペットロスは誰しもが起こりうることです。筆者も多頭飼いのため、1匹だけのご家庭と比べると少しは緩和されるかも知れません。ただ、その子はこの世に1匹しかいません。

何匹飼っていても、その子が家族から欠けることに変わりはないからですね。ペットロスを防ぐことは難しいので、かけがえのない愛犬との時間を大事にされてください。