2020年12月1日
犬と一緒に寝てはいけない?愛犬と一緒に寝ることが悪いと言われる理由と対策
目次
愛犬と一緒に寝てはいけない?
「愛犬と一緒に寝てはいけない!」と言う話を耳にすることがあるのではないでしょうか?一方で、家族の一員である愛犬と一緒に寝ることはごく自然と感じている飼い主さんも多いと思います。この問題は専門家の間でも様々な議論がなされています。今回は犬と一緒に寝ることが悪いと言われている理由を解説します。
愛犬と一緒に寝ることが悪いと言われる理由
お互いの睡眠を妨げる可能性がある
2020年の研究によると、愛犬とベッドで一緒に寝ることで人間が動く頻度が高まるとの結果が出ています。一方で犬の動きによって起きたことを飼い主はあまり覚えておらず、実際に睡眠を妨げられているかはまだわかっていないことから、引き続き調査が必要です。ただし、ベッドで一緒に寝ることで眠れなくなる可能性は十分にありそうです。
出典:Human-Animal Co-Sleeping: An Actigraphy-Based Assessment of Dogs’ Impacts on Women’s Nighttime Movements
怪我のリスクがある
眠っている最中、誤って愛犬がベッドから落ちてしまったり、愛犬を踏んでしまう可能性があります。また、誤って踏んでしまった場合、愛犬が驚いて咬むなど不意な事故が起こってしまうことも考えられます。
感染症のリスクがある
犬と人の間には人獣共通感染症と呼ばれる病気が多くあります。バクテリア、寄生虫、真菌などの病原体が病気を引き起こす可能性があります。ノミやダニなどが特に注意が必要になる、身近なリスクと言えるでしょう。
アレルギー症状を悪化させる可能性がある
アレルギーが少しでもある場合は犬と一緒に寝ることを避けるべきです。アレルギーのある人は長期間アレルギーの原因となる物質に晒されることで過剰に免疫が反応してしまい、さらにアレルギーや喘息などを悪化させてしまう可能性があります。
それでも愛犬と寝たい!そんな方が注意すべきこと
ここまで愛犬と一緒に寝ることが悪いと言われている理由をご紹介してきましたが、「日中あまり一緒に過ごせないから夜くらいは一緒に寝たい!」という飼い主ゴコロもよくよくわかります・・・!
もし寝る場合は、以下の点に気をつけることで少しでもリスクを抑え、一緒に寝ることができるのではないでしょうか。
- ベッドは低いタイプのものを選ぶ
- ワンサイズ広いベッドでのびのび寝れるようにする
- ノミ・ダニ対策をしっかり行う
- ベッドシーツを定期的に交換する
まとめ
この問題はそれぞれの家庭や愛犬との関係性や記事でご紹介したリスクを踏まえて判断しましょう。デメリットであげたリスクを避けることができれば、愛犬と一緒に快適に寝ることは悪いことではないのかもしれませんね。