トレーニング・Tips
2020年12月22日
犬が健康的に生活するためには、規則正しい生活、栄養価の高い食事だけではなく、適切な運動が必要になります。そのためには、室内での遊びだけではなく、お散歩も大事です。お散歩は運動になるだけでなく、リフレッシュ効果も期待できます。生後2.3ヶ月頃の子犬はワクチン接種をしなければいけない時期です。では、子犬はいつからお散歩をしていいのでしょうか。ここでは、子犬のお散歩についてご紹介します。

子犬のお散歩はいつから?

生後2~3ヶ月頃までの時期は、社会化期と言って、社会に適応するために大切な期間です。この時期にたくさんの経験が、成長した時の性格に関係してきます。では、子犬のお散歩はいつから始めるのがいいのでしょうか。

できるだけ早くが理想

社会化期は生後3ヶ月頃までなので、家に迎え入れてからはできるだけ早い時期からお散歩に連れ出すのが理想です。しかし、ワクチン接種が済んでいない時期に外を歩かせるのは危険です。お散歩には時期も大切ですが、リードや首輪に慣れてから始めることが大事です。

家に迎え入れた後に、動物病院を受診し、ワクチンプログラムをすすめていきましょう。お散歩は獣医師さんからお散歩の許可をもらってから始めます。子犬を迎え入れて1週間は家に慣れる期間を設け、動物病院に行くタイミングは子犬が家に慣れてからにすることをおすすめします。

抱っこであればワクチン接種前から可能

子犬の体調が良く、地面に下ろさなければ、ワクチン接種前からお散歩は可能です。飼い主さんが抱っこし、散歩に連れ出すことで擬似的に散歩を楽しむことができます。たくさんの人や車の音、たくさんの建物などを知り、慣れることができます。
生後2.3ヶ月の時期は好奇心旺盛で、色んな情報を吸収します。自宅でも雷の音や掃除機の音など大きな物音などを聞かせることで、成長した時に必要以上に天気や物音などに怯えないようになります。

正式にはワクチン終了後から

正式にお散歩ができるようになるのは、ワクチンプログラムが全て終了した後になります。しかし、ワクチン接種後すぐにはいけません。ワクチンを接種した後、抗体が定着するまでには1,2週間時間がかかります。
お散歩が可能なのは、ワクチン接種の約2週間以降となります。お散歩は子犬の体調が良いことが大前提です。子犬の時期は体力や免疫力が成犬に比べて低く、体調を崩しやすいため、注意しましょう。

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子犬のお散歩準備とは?

子犬のお散歩を始める前にはいくつか準備が必要です。お散歩には危険がたくさんあります。しっかり準備し、子犬のお散歩に挑みましょう。ここでは、子犬のお散歩準備についてご紹介します。

リードや首輪に慣れさせる

お散歩を始める前に、リードや首輪に慣れさせておきましょう。リードや首輪に慣れていない段階でお散歩に連れ出すと、外で外れてしまうことやパニックを起こしてしまう可能性があります。ワクチンプログラム中にも自宅でリードや首輪をつけて歩く練習をしておきましょう。

基本的なしつけトレーニングをしておく

お散歩にはスワレ、マテなどの基本的なしつけトレーニングが大事になります。信号や人とのすれ違いの時などにマテと子犬に指示することにより安全にお散歩ができます。もちろん完璧にやらなければいけないわけではありません。
基本的なしつけトレーニングは子犬が成長していく上でとても大事なものです。子犬の頃からトレーニングしていくことをおすすめします。

子犬のお散歩の注意点とは?

お散歩には危険がたくさんあります。愛犬が通行人に噛み付いた・飛びついた、近所の犬と喧嘩をした、愛犬が脱走したなど、お散歩中は周囲に気をつけながら、歩いていくことが大事です。ここでは、子犬のお散歩の注意点についてご紹介します。

無理やり連れて行かない

子犬が嫌がった時に無理やり連れて行くのは止めましょう。お散歩が嫌いになってしまうことだけでなく、引っ張った時に首輪がすっぽりと抜け脱走してしまう可能性があります。嫌がる時はそのまま家に帰るか、もしくは抱っこでお散歩しましょう。

拾い食いには注意

お散歩中には拾い食いに気をつけましょう。お散歩コースには誰かが捨てた食べ物やゴミなどが落ちていることがあります。子犬は何でも興味を持つため、ニオイを嗅いでそのまま食べてしまうこともあります。子犬が食べないようにリードでコントロールしましょう。

興奮状態になった時には落ち着かせる

子犬はテンションが上がりやすく、急に興奮状態になることがあります。そのまま散歩を続けると、予期せぬトラブルを引き起こす可能性があります。興奮状態になった時には、一度立ち止まり、子犬を落ち着かせましょう。落ち着かない場合は抱っこしてあげることをおすすめします。

まとめ

ここでは、子犬のお散歩についてご紹介しました。子犬のお散歩はワクチン接種が全て終わり、だいたい抗体がつく約2週間以降に始めるのがベストです。しかし、できるだけ早く外の環境を体験させることが大事なので、抱っこで外に連れ出してあげましょう。