トレーニング・Tips
2021年4月2日
愛犬を散歩に連れて行くと、穴を掘る姿を見かけたことはありませんか。土のニオイを嗅ぐだけであれば、様子を見ることが多いかもしれませんが、土を食べてしまうのは少し心配ですよね。ここでは、犬は土を食べても大丈夫なのか、土を食べる理由についてご紹介します。

犬が土を食べても大丈夫?


結論から言うと、犬が土を食べることはできるだけ止めさせることをおすすめします。少量であれば、土を食べても便として排泄されることが多いですが、大量に食べてしまう場合には注意が必要です。

さらに、私有地以外の土には農薬や殺虫剤などが巻かれている場合もありますので、大変危険です。さらに、土の中には石や金属、何かの破片などが入っていることもあり、犬が怪我をしてしまう可能性もあります。誤って飲み込んでしまうと、最悪開腹手術を行わなければいけなくなることもあります。
さらに、公共の場所で犬が穴を掘ることで他の方に迷惑をかけてしまう可能性もあります。私有地以外の、土に何が入っているかわからない場所では、犬が穴を掘る行動は止めさせたほうがいいでしょう。

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犬が土を食べる理由とは?

犬が土を食べる行動はできるだけやめさせることが望ましいですが、犬がどうして食べてしまうのか理由がわからなければ止めさせることも難しいです。ここでは、犬が土を食べる理由についてご紹介します。

ストレス

犬はストレスが原因で、土を食べることがあります。犬は環境の変化、運動不足、体調不良などでストレスを感じます。ストレスにより、土を食べるだけでなく、物を壊す行動や攻撃的な性格になることもあります。

異食症などの病気

犬は異食症などの病気が原因で、土を食べることがあります。異食症は本来食べる物ではない物を食べてしまいます。原因は判明していませんが、ストレスや好奇心などで行うことがあるようです。

好奇心

犬は好奇心が原因で、土を食べることがあります。子犬の頃に好奇心から土を食べる犬が多く、これはトレーニングすることで止めさせることができます。

拾い食いの癖

犬は癖で土を食べてしまうことがあります。拾い食いは癖になってしまうと、土だけでなく、道路に落ちているゴミも食べてしまうことがあり危険です。拾い食いは、リードコントロールでしっかりトレーニングすることができます。

土を食べないようにするための対処法とは?

犬が土を食べる原因を知ることができても、どう対処すればいいのかわからないと困ってしまいますよね。ここでは、犬が土を食べないようにするための対処法についてご紹介します。

運動時間を増やす

対処法の1つとして、運動時間を増やしてあげましょう。体を動かすことでストレスを発散することができ、土に興味が向かないようにすることができます。しかし、運動時間は犬の体力・体調や年齢により異なりますので、犬の様子を見ながら調節してあげましょう。
運動をする時には、脱水症状を引き起こさないように、水分補給をしっかりしてあげることをおすすめします。

土がある場所は避けて通る

対処法の1つとして、土がある場所には連れて行かないようにしましょう。土がある場所では飼い主さんがしっかりコントロールしていても、トレーニング途中であればうまくいかないこともあります。土がある場所はできるだけ避け、散歩コースを変えることをおすすめします。

拾い食いを止めさせる

対処法の1つとして、拾い食いを止めさせましょう。拾い食いは土を食べるだけでなく、家の中でも食べ物ではない物を飲み込んでしまう可能性があるので危険です。犬が生活する空間は、整理をして犬が誤って何かを食べないようにし、散歩中はリードコントロールで犬が拾い食いをしないようにしましょう。

まとめ

ここでは、犬は土を食べても大丈夫なのか、土を食べる理由についてご紹介しました。土は少しであれば食べても問題ないように思うかもしれませんが、土の中には犬の体に危険な物も含まれているかもしれません。農薬などの犬が口にすることで中毒症状を引き起こすような物が使われていた場合、犬の命に関わります。
犬の健康と安全を守るために、食べ物以外のものを口にすることがないようにしっかりトレーニングすることをおすすめします。