横浜の片隅で、大人のイタリアンを楽しむ夜

東横線綱島駅から徒歩１分の場所にそのお店はあります。東口を出て、みずほ銀行と不動産会社のあいだの道をまっすぐ進み、コッペンパン屋「パンの田島」の角を曲がればすぐに到着。仕事で遅くなる旦那とはお店で待ち合わせました。

ペット連れを見たことなかったので、どういう反応をされるのかちょっとドキドキします。

店内はすでにたくさんの人で賑わっている様子。
入り口に近づくと感じの良いお兄さんがすぐに気づいてくれ、「ワンちゃんも大歓迎ですよー」とテラスに案内してくれました。

お掃除が行き届いたタイル敷きのテラスはぜんぶで8席ありますが、ゆったりとしていて、満席であっても中型犬までならのんびり快適に過ごせます。

冷たいタイルが気持ちよかったらしく、入店してすぐエマはこの調子。仕事のあいまにイケメン店員さんがかわいがりに来てくれるので、そのたびに大はしゃぎしていました。

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本格料理で飼い主も満足◎

もちろん、飼い主の私もこのお店に来るのを楽しみにしていました。料理もお酒も充実しているのがここの売りですからね！

最初の料理はサッパリ系でいきたいところ。1品目に注文したのは、ペスカーラ名物としてはずせない「本日の鮮魚のカルパッチョ４種盛り（980円）」です。この日は、島海老、ハチビキ、帆立、スズキでした。

新鮮でおいしい魚に絶品のソースがたまらない一品です。 エビはぷりぷり、みそは濃厚でお酒も進む……！

お次は海老とキノコのアヒージョ（680円）。

大きな海老が３匹入っていて、ボリュームは十分。舞茸の風味と海老の甘みがオリーブオイルにとけて絶妙な味わいでした。

こちらのチキンディアボラ（850円）は、からさのレベルを選べるそう。私はレベル3にしたのですが、「もの足りなかったら調節してください」とハバネロを一緒に提供してくださいました。からいだけでなく、トマトの良さを存分に引き出したソースと旨味たっぷりでジューシーなチキンの相性は抜群。これはもう、お酒も追加せざるをえない。笑

そのほか、2人でエビスビール4杯、赤ワイン２杯、イタリア家庭のカポナータ（500円）、チーズケーキ（500円）を頼みました。ペスカトーレを頼むつもりだったのですが、かなりの満腹でギブアップ。お会計は2人合わせて約8000円でした。

わんちゃん用のメニューはないので注意

犬用のメニューや水のサービスはないので、自分で用意するか家を出る前にごはんをあげておく必要がありますが、ホールのお兄さんたちがテーブルに来るたびにかわいがってくれましたし、最後にはシェフまでなでに来てくれたので、エマも満足といった様子でした。

時間にゆとりがあるときは、ちょっと違う楽しみかたも。

綱島駅から3分ほど歩いたところに鶴見川があるので、仕事がお休みの日はエマと一緒にお散歩してから、早めにお店へ行くのもいいかなぁ、なんて。というのも、17:00~18:30はハッピーアワーで、ドリンク数種類が250円以下でいただけるのです。笑

晴れた日には富士山も見えるという川沿いの土手を散歩して、エマも満足、飼い主もお店を満喫できる、一度で二度おいしいプランを試さないわけにはいかない……！

「ペスカトーラ」周辺にも見どころがあります。冒頭にも出てきたコッペパン屋「パンの田島」は行列のできる店舗もある人気店ですし、同じ交差点正面に位置する味噌汁専門店「MISOY」では味噌ボールのテイクアウトもできるので、お土産にしてもよさそうです。

ドッグカフェとはちがう、愛犬との過ごし方

愛犬と一緒に入れるお店といっても、ドッグカフェは休日のお昼すぎに愛犬家の友だちと集まってのんびりおしゃべりするイメージなのに対して、「ペスカトーラ」は飼い主がちょっと息抜きしたい日暮れに行くところ、という印象のちがいがありました。

「ペットを飼っているから、なかなか外出できない」という人にこそ試してほしいお店でした。ぜひ一度、のぞいてみてください。