2020年6月14日
犬は留守番が嫌い?お出かけ中に不安を感じさせない方法とは
犬が留守番中に起こす行動
犬はもともと群れで生活する動物です。犬同士の仲間だけでなく、人と過ごすことでも孤独を感じずに過ごすことができます。そんな犬にとって、ひとりぼっちでの留守番はとても心細いものなのです。
飼い主が出かけてしまったとき、残された犬は不安を感じます。その不安が大きくなると、留守番のときに「吠え続ける」「モノを壊す」「不適切な場所で排泄する」など、問題行動を起こすように。さらにひどい場合は、過剰に体を舐めたりする「自傷行為」におよび「分離不安症」という症状が現れてしまいます。
そのような行動は、もちろん犬にとっても良いものではありません。最近では留守中の様子を観察できる専用のカメラなどもあるので、愛犬がどんな風に留守番しているか確認することもできます。それ以外にも、出かける頃になると犬がソワソワしはじめたり、帰ってくると興奮して飛びついてきたりする場合、じつは留守中に不安を感じさせているのです。
犬の不安を増大させる行動
出かけるときに「行ってくるね」と声をかけたりすると、犬は飼い主が出かけてしまうことを理解します。このことで「これからひとりぼっちになる」と認識させてしまい、犬の不安は増大してしまうのです。
同様に帰宅時に「ただいま」と声をかけたり、いつも以上に撫でてあげたりするのもNGです。「帰ってきたから遊んであげられるよ」というような振る舞いは、飼い主不在時の孤独感を余計に感じさせてしまいます。
留守番上手なしつけ方法とは
お出かけのときでも、犬を不安にさせないように工夫したり、しつけをしたりすることができます。
まずは、お出かけ時や帰宅時にわざわざ声をかけないこと。これから出かけるという素振りをなるべく見せずに、犬のためにもそっと出かけましょう。帰ってきたときも、飛びついてくる犬をかわいがりたいという気持ちをグッとこらえ、時間を置いて犬が落ち着いてから構ってあげます。
また、犬は自分の置かれた空間が広いと不安になりやすいのです。広すぎないスペースで、犬がリラックスできる空間をつくっておくと、落ち着いて過ごさせてあげられます。
お出かけ前にたっぷり散歩に連れて行くことも効果的です。疲れて眠らせることができたり、排泄の心配も減ったりします。そして、もし留守中に問題行動を起こしていても、しからないであげましょう。怒ることは逆効果で、犬の不安を大きくさせるだけです。犬の行動だけでなく、在宅時のふれあい方は適切か、留守番の時間が長すぎないかなど、自身の行動も気にしてみましょう。
犬が人とふれあう時間の大切さ
犬にとって、仲間や人とふれあう時間はとても大切。他の犬や誰かと一緒にいることで、犬は大きな安心感を得ています。たとえば犬はひとりでいるときに、外の風の音が大きかったり、雷の音が鳴り響いていたり、工事の音がうるさかったりすると、ある種のトラウマのようにひとりぼっちでいることを嫌がるようになります。日ごろから愛犬をたっぷりかわいがっているならば、自身の留守中にも愛犬を気遣ってあげたいところです。
愛犬のためにDogHuggyの活用も
たとえば長期間の不在時にはペットホテルなどの選択肢もありますが、DogHuggyではそんな長期不在時だけでなく、数時間のお出かけ時にも、愛犬をひとりぼっちにさせません。ときには自身が他の飼い主の力になることができ、犬にとっても嬉しい環境を一緒につくっていけるのです。