トレーニング・Tips
2024年5月17日
ドッグランデビューは飼い主さんもわんちゃんも緊張するものですよね。そんなドッグランデビューのために覚えておきたいことを、ドッグトレーナーが解説します。本記事でご紹介するポイントに気を付ければ、安心してドッグランデビューできますよ!

ドッグランデビューの前に練習しておくこと

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出典:Photo by Millie | Her first ever visit to the park after getting her … | Flickr

ドッググランデビューの前には、以下3つのことができるようにおうちでトレーニングしましょう!

ドッグランデビュー前の3つのポイント

  1. 愛犬の名前を呼んだら、どんな時でもこちらに注目してくれるよう教えておきましょう。
  2. 『おいで』の合図でこちらに戻れるように、普段のおうちの中やお散歩のときなど、様々なシチュエーションでトレーニングしておきましょう。
  3. リードを緩めて歩けるようにしておきましょう。(しっかり横について歩けなくとも、リードが『J』の字にたるんだまま歩けるように)

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事前にどんなドッグランなのか観察しておく

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出典:Photo by freakin’ at the dog park | Marco the fearless Shiba Inu wrea… | Flickr

吠えたてていたり、他の犬を追い詰めるまで追いかけまわしたり、しつこくマウンティングしていたりと、行動が激しすぎる犬がいないかドッグラン内の様子を見てみましょう。

また、ドッグランの面積に対して頭数が多すぎないか、自分の犬を管理できてない飼い主さんはいないか、なども要チェックです。

ドッグランの外側をお散歩しながら、中の様子やご自身のワンコの様子をしっかりこの時に観察しておきましょう。柵越しに、中にいる犬との相性も見てみてください。ただし、この時に無理にドッグランの中を見せたり、他の犬に近づけたりしないよう、愛犬のペースを尊重しましょう。

ドッグランには近づきたがらない、ドッグランの中のワンコに向かって吠えたてる、興味を示して相手のワンコと柵越しにご挨拶する、地面の匂いを嗅いで興味がないように見せる…など、何かしらの“シグナル”を発しているはずです。見逃さないようにしてあげてくださいね。

ドッグランの外側をお散歩するだけでも、とても良い練習になります。中に入ることを焦らず、ドッグラン内の状況が良くなければ、思い切って機会を改めましょう。

ドッグランに入ったら

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出典:Photo by Dog Park Sunday 51 | SupportPDX | Flickr

ご自身のワンコの興奮が強かったり、他の犬にしつこくしてしまったりする子の場合、リードをすぐには外さず、しばらく一緒にドッグラン内をお散歩しながら他のワンコにご挨拶してみましょう。

ここで気を付けることは、出来るだけリードを緩めた状態を保つことです。そして、他の犬と関わる時には、絶対にムリに近づけないように!!ご自身のワンコがグイグイ行き過ぎてしまいそうな時には、セーブしましょう。

逆に緊張気味のワンコの場合は、会わせる犬を選びましょう。特にドッグランの入り口を入ってすぐは他のワンコたちに囲まれてしまうことがあるので、中のワンコの様子や頭数の見極めは大切です!

ドッグランデビューで一方的に他のワンコに追いかけまわされてしまったり、吠えたてられてしまったりしては、トラウマになることがあります。ご自身のワンコがドッグランの中で不安がる様子があるようなら、相手のワンコとの間に割って入ったり、いったんドッグランを出てあげたりと、臨機応変に対応できるとワンコも安心してくれます。

ドッグランから帰る際

早めに切り上げることも大切です。ドッグランデビューはドッグランをこの先、有効活用するための前段階です。少しずつ慣らして、ドッグランで過ごすことが上手になったら、発散や運動、他の犬との社交場として、活用していきましょう。

初日に関わらずですが、『楽しかったね~』と、良いイメージで帰れるように工夫してみてください。

また、ドッグラン内を自由に楽しく過ごしているところを、帰る時にだけ呼び戻すのではなく、ゲーム感覚で遊んでいる最中もこまめに呼び戻しを挟むと、愛犬が自らこまめにこちらへ戻ってきてくれるようになります。愛犬が戻ってきてくれた時には、都度ご褒美を与えるなどして、ほめてあげましょう。呼び戻しも、遊びの切り上げも上手になります。

中にはドッグランに向かない子もいます。犬の性格によっては、楽しいはずのドッグランがワンコにとってマイナス(逆効果)になることも…。“ドッグランには行かない”という選択肢も持っておきましょう。

ドッグランはしっかり選び、ワンコも人もマナーを大切に、楽しく過ごしましょう!

【ドッグトレーナー 宍戸瑞貴】

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