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2021年4月23日
おうち時間を過ごすことが増え、これまで以上に「アウトドアリビング」が注目を集めています。日光を浴びて、穏やかな風を感じながらゆったりとくつろげる空間は、愛犬と過ごすにもぴったりです。そんなアウトドアリビングの作り方と、ガーデン家具選びのポイントについてご紹介します。

屋内外が一体となったアウトドアリビング


アウトドアリビングとは、お庭やバルコニーなどを、室内のリビングのように活用する空間のことをいいます。例えば、室内リビングの大きな窓を開放してデッキやお庭とつなげ、そこにテーブルやチェアなどを置けばアウトドアリビングの完成です。外空間をリビングの延長として活用することで、広い空のもとで風を感じながら、ゆったりとくつろぐことができます。

お昼寝をしたり、読書をしたり、仕事をしたり、BBQをしたり…と活用方法は様々。目的に合わせて床面を木材やタイルなどで仕上げ、こだわりのガーデン家具や植物を設置する楽しみもあります。外からの目隠しとなるフェンスなどを設ければ、近隣の目を気にすることなく過ごせるでしょう。

愛犬と過ごすのにぴったりのウッドデッキ

室内で過ごす犬にとっても、アウトドアリビングは日差しや外の空気、音などの刺激を感じることができ、飼い主のそばで安心して過ごせるという楽しい空間になります。

そんなアウトドアリビングにおすすめなのがウッドデッキ。特に人工木素材のウッドデッキは樹脂コーティングされているため、メンテナンスや耐久性に優れたものが多く、犬が寝転がったりしても安全、排泄しても水で流してお掃除できる、足に土がつかないといった扱いやすさが魅力です。怪我をしないように犬の足が滑りにくい素材を選ぶようにしましょう。

飛び越えられない高さのフェンスなどを設置してきちんと脱走対策を行っていれば、ノーリードで犬が自由に室内とアウトドアリビングを移動して、日向ぼっこなどを満喫できます。飼い主さんは室内にいても、ウッドデッキにいる愛犬を見守ることができ、わんちゃんも飼い主さんの姿が見えるので安心して過ごすことができるのです。

フェンスの高さについては、犬種によってジャンプ力が異なる点に注意しましょう。助走がつけられるようなスペースであれば、中型犬でも高さ1,800mmのフェンスにするなど十分な検討が必要です。フェンスをよじ登ることも考え、足をかけられないタイプにしておく方が良いでしょう。また、力が強い犬がフェンスに体当たりする可能性も考え、倒れないような強度にしておくことが大事です。

その他、夏場など日差しが強い日に長時間外で過ごすと、熱中症になる危険性も。日が良く当たる場所であれば、オーニングやパラソルなどで日陰を作ってあげましょう。

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ベンチがあるだけでくつろぎ空間に早変わり

「アウトドアリビングを作るのは手間がかかりそう、難しそう」と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。まずは手軽なことから少しずつ工夫を加えていき、余裕があればさらにこだわりの空間を作り上げていきましょう。

例えばお庭にベンチを一つ置くだけでも、わんちゃんと横並びに座ってのんびりと外の心地良さを感じられる空間に。犬がゆったりと座れる程度の大きさがあれば十分で、家具販売店やホームセンターなどでも購入できるため、まずは気軽に愛犬と外空間でくつろぎたいといった場合におすすめです。ステップを用意してあげると、犬も登りやすくなります。

ガーデンソファは濃い色や柄が入ったものがおすすめ


ガーデン家具の中でもソファは、リラックス空間を作りたいときにぴったりです。屋外用ということで、フレームには耐久性の高いアルミを使用し、メイン素材は人工ラタンという、雨による腐敗や腐食に強いポリエチレンでできたラタン繊維を用いている商品が多くあります。

クッションは生地の日焼けや汚れに強いもの、通水性が高く雨が乾きやすいものなど、屋外に置きっぱなしにしても劣化しにくい商品を選ぶと良いでしょう。クッションだけ取り外せれば、使わないときには屋内に移動させると日焼けや汚れを防げますが、一体型のソファであれば、軒下に移動させたりガーデン家具用のシートで覆ったりすることで、より長く使えます。

また、濃い色や柄の入ったものであれば、犬がちょっとした粗相をしても細かな汚れが目立ちません。カバーが取り外せて丸洗いできるものだとさらに便利です。

ライトを灯せば夜のリラックスタイムを演出

アウトドアリビングを楽しめるのは、日中だけではありません。夕暮れ時や夜にライトを灯せば、非日常を感じさせる幻想的なリラックスタイムを演出。写真のような吊り下げ型のデコレーションライトは、屋根やフェンスなどを使って視線よりも上に付けると、より一層雰囲気が出ます。ライトの色は昼白色であれば自然な明るさとなり、オレンジっぽく温かみのある電球色にするとくつろぎ空間にぴったりです。

その他にも、置いておくだけで自動点灯するソーラーライト、低電圧で屋外の使用にも適したローボルトライト、光が揺らぐキャンドル型ライトなど、様々なライトで空間を作り上げていくのもアウトドアリビングの楽しみ方の一つ。電源コードがある場合には、犬が噛んでしまわないように十分に注意しましょう。

まとめ

愛犬と一緒に過ごすアウトドアリビングの作り方と、ガーデン家具を選ぶときのポイントについてご紹介しました。ベンチやソファ、ライトを設置するだけで、いつもと違った空間を作ることができます。犬の安全性・快適性を考慮したアウトドアリビングを作って、一緒に特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。