おでかけ
2018年3月5日

日差しが暖かい季節になって来ると、やはり春の風物詩として楽しみなのがお花見です。今年こそ愛犬とお花見に行ってみたいけど、どんなことを注意すればいいの?と疑問に思っている飼い主さんにむけて、気をつけるべきポイントをまとめました。

場所と時間選び

愛犬とのお花見に大事なのが場所選びです。場所によっては人が集中し大混雑するようなお花見スポットもありますが、そういったところは避けましょう。場所選びをする上で、何か気になることや疑問に思うことがあれば必ずそのお花見会場の連絡先に問い合わせると確実です。普段からわんちゃんも行き慣れている近所の公園などにお花見できるエリアがあれば、そこが愛犬にとってはベストスポットです。そして愛犬とお花見をする曜日や時間帯はやはり平日のお昼から夕方にかけて、そして週末であれば混み出す前の午前中が狙い目です。

こちらのページでは愛犬との同伴お花見可能なスポットをご紹介しています:

いぬちずー愛犬同士で作るタウンガイド

周囲の人への配慮

愛犬と公共の場に行く時には共通して言えることですが、周りの人への配慮を飼い主さんが忘れないことが最も重要です。特にお花見だと、他の人との距離がいつもより近くなる可能性があります。いつも以上に飼い主さんが気をつけなければなりません。わんちゃんの鳴き声や、毛が飛ばないように洋服を着せるなどの配慮が必要です。

お花見にはたくさんの人が来るということ、そしてその中には犬が苦手な方もいることを前提に行動することが大事です。「うちの子は大人しいから大丈夫」などの油断が禁物です。吠えないから、慣れているからとわんちゃんを自由にさせたり、飼い主さん自身が楽しくなりすぎて愛犬から目を離してしまうことがないようにしましょう。

リードに関する注意点

お花見をする公園などは公共の場でもあるので、リードは必ず着用しましょう。長さを出せる伸縮リードやロングリードではなく、お花見をしてるあいだも飼い主さんの近くにいさせておけるスタンダードリードを使用しましょう。そして移動の際もリードをつけて人混みのなかで愛犬が怪我をするような事故にならないように気をつけてください。また、そのリードに引っかかってお花見に来ているご家族のお子さんなどが怪我をするようなことは絶対に防ぐようにしましょう。あまりにも混雑してしまった場合は抱き上げてあげるなど、不要なトラブルを未然に防いでください。

皮革リード
色:ブラウン
サイズ:長さ 1.70m、幅 1.27cm

迷子札を忘れずに

普段は迷子札を付けさせる習慣がない飼い主さんも、お花見会場などの人混みでは愛犬が迷子になってしまう可能性がいつもより高いです。保護された際に早急に飼い主さんの元に戻って来るよう、しっかり迷子札をつけてお花見に出かけましょう。

愛犬用オリジナル迷子札オーダーメイドのサークルミニone
色:シルバー/ゴールド/ブラック
プレートサイズ:17×20×1.5mm

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ゴミは持ち帰る

お花見だけの話ではないですが、愛犬の排泄物はしっかり回収し専用のゴミ箱に破棄するか、自宅に持ち帰りましょう。マナーをちゃんと守らないと、お花見が禁止されてしまったり、最悪の場合その公園に犬の出入りが禁止されてしまうケースもあります。そして、人間が出したゴミも必ずきれいにしてから立ち去るようにしましょう。マナーとしてもちろんですが、他のわんちゃんが誤って拾い食いをしたりするトラブルを防ぐ意味でも大事です。

興奮した場合の対策を考える

わんちゃんにとってみると、お花見に行くということは自分が初めてのところに連れて行かれ、知らない大勢の人が近くにいて、見慣れないものをたくさん見ることになります。そんな状況でわんちゃんがいつもと違う行動をしてしまうことはごく自然なことです。なので普段あまり吠えないわんちゃんも興奮して飼い主さんの思わぬタイミングで吠えてしまうこともあるかと思います。普段からどんな状況でもコントロールできるように愛犬のしつけをしておくことも大切です。

愛犬とお花見をする予定を立てている飼い主さんは事前に愛犬と色々なところにお出かけして様々な状況や場所に慣れさせておきましょう。そして当日はクレートなど落ち着ける居場所を作ってあげると愛犬も安心できます。愛犬への配慮も、一緒にお花見を楽しく過ごすには大切です。

クレートについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています:

快適な子犬の住まいを作ろう!(1) ケージやサークルの違いとは?

拾い食いや誤食の危険

お花見の場ではわんちゃんが食べてはいけないものを含んだ食べ物やアルコールでいっぱいです。そんな場にわんちゃんを連れて行く場合、拾い食いや誤食には特に気をつけましょう。わんちゃんにとっては「おいしい匂い」や「刺激的な匂い」に囲まれているわけですから、興奮して思わぬ事故が起こらないとも限りません。自分たちがもっていける食べ物だけでも、玉ねぎやチョコレートなどわんちゃんにとって毒になるものは持ち込まないようにするといいかもしれません。

ノミダニや花粉に注意

お花見をする場合、草むらのなかにシートを敷いて過ごすので普段よりも長くダニやノミが生息するような場所で愛犬といることになります。お花見に行く前にしっかりノミダニ対策をし、帰宅後は自宅に花粉を持ち帰らないようにしっかり対策しましょう。

花粉に関する対策法は詳しくこちらの記事で紹介しています:

犬にも花粉症はある!花粉の季節の愛犬とのお散歩それで大丈夫?

運動やおトイレを済ませてから

お花見を始める前に、できるならある程度の運動をさせてからの方が愛犬が大人しくしてくれやすいです。ドッグランが併設された公園であると丁度良いですね。そしてその際、トイレはしっかり済ませましょう。お花見会場では大勢の人が飲んだり食べたりしているので、マーキングなどは控えるべきです。そしてもししてしまった際も、必ず水で洗い流すようにしましょう。

お花見後は飼い主さんだけでなく愛犬自身も遊び疲れて、体力を使い果たしてしまっていることもあるでしょう。お花見をした夜はしっかりと愛犬を休ませてあげて、体調の変化などがないか注意深くみてあげてください。飼い主さんも愛犬も、そして周りの人たちも最後まで気持ちよくお花見を楽しみたいですよね。普段の愛犬との生活の延長線として、マナーやルールをしっかり守りつつ短い春の季節を満喫してください。