2021年2月12日
犬にも花粉症はある!花粉の季節の愛犬とのお散歩それで大丈夫?
目次
そもそも花粉症とは?
改めて花粉症とは、ある時期にだけ飛ぶ植物の花粉に反応して目のかゆみや鼻水、くしゃみが出る季節性のアレルギーです。その花粉症のもととなる花粉を飛ばす植物の代表的なものがスギ、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギなどがあげられます。
ちなみに犬の場合は8月〜10月に花粉を飛散するブタクサの花粉に反応することが多いそうです。
花粉症になりやすい犬種がある!
花粉症になる原因の一つに、その犬種のもともとの体質にあります。それは犬アトピー性皮膚炎を患っている、またはかかりやすい犬種なんだとか。研究によると、花粉に反応する原因となる遺伝子を保有している犬種もあると考えられているそうです。
ちなみにこれらの犬種が皮膚炎になりやすい、すなわち花粉症になりやすい言われているのでこちらの犬種のわんちゃんと暮らす飼い主さんは参考にしてください。
こんな症状が出たら危険!
人間の場合とは違い、犬の花粉症の症状の多くは皮膚に出ます。アレルギーを持つわんちゃんも多いので症状の原因が花粉だと見分けるのは少し難しいですが、先ほど述べたように花粉症はあくまで季節性アレルギーなので、ある時期だけに以下のような症状が現れた場合は花粉症を疑って動物病院に相談しましょう。
- 口、ワキ、お腹、脚の関節周りなどに湿疹や赤みが出ていてよく掻いている
- 耳に発疹がでて外耳炎になっている
- 掻いたところが膿んだり炎症が起きている
- 目の周りの皮膚が赤くなったり脱毛している
- 鼻水が出てくしゃみを連発する
花粉症になってしまったら?予防としても気をつけたい散歩法
花粉症に対する対策はとにかく「花粉を避ける・室内に持ち込まない」が要です。実際、出入りする人や犬に付着し家の中に入り込んでしまう花粉の量が非常に多いそうです。花粉症になってしまったわんちゃんにも、予防策としてもぜひ気をつけてほしいお散歩におけるポイントをご紹介します。
花粉が多い時間帯を避ける
花粉が舞うピークは午前中だそうです。太陽が昇って冷たい空気と暖かい空気が対流し、花粉が一気に空気中に舞い上がるのだとか。午前中が普段のお散歩タイムということだと習慣を変えるのはなかなか大変ですが、花粉の時期だけでもこの時間帯は避けましょう。
ですが、実際の飛沫量や時間帯は地域や気象条件によって変化します。花粉Ch.などの情報サイトでこまめにチェックすることが一番確実です。
ブタクサのある散歩コースを避ける
わんちゃんの花粉症の原因となるブタクサが生えている道は避けて散歩しましょう。草むらに入らさなないのも重要です。
洋服を着せる
洋服を着せれば、花粉をわんちゃんの体に直接ふれるのを防ぐことができます。おうちに入る前に洋服を脱がせれば服に付着した花粉を室内に持ち込まずに済みます。なんと花粉がつきにくい素材でできたお洋服もあるようです。
- Hitasi 犬服アウトドアパーカー
- 色:レッド/カーキ
- サイズ:1号〜4号
体を拭く/ブラッシングする
散歩後のわんちゃんの身体を拭いてあげたりブラッシングするのも効果的です。その際、花粉が家の中で飛び散ってしまっては意味がないのでこのような花粉を吸収する専用の使い捨てウェットシートやブラッシングスプレーを使うのもおすすめです。使い捨てシートだと花粉を除去してそのまま捨てられるので手軽に使えそうですね。
- クリーンワン ウェットティッシュ花粉ガード
- 原産国 : 日本
- 内容量 : 80X3枚入
- A.P.D.C. グルーミングスプレー 125ml
- サイズ:4.3×4.3×15.3cm
- 本体重量:160g
こまめにシャンプーする
いつもよりもこまめにシャンプーをしてあげましょう。花粉を防ぐということで、回数は2週間に1回が理想です。
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それでもお家に入ってきた花粉をどうにかしたい!
一度室内に入ってきた花粉は取り除かない限りずっと室内に残ってしまうそうです。花粉を除去するために研究され作られた家電でお部屋の空気を洗浄したり、小まめに掃除をすることもおすすめです。ちなみに外から帰ってきた飼主さんや愛犬から飛び散ってしまう花粉をキャッチするのに、空気洗浄機は玄関に置くのが効果的です。
そして人間の花粉症治療を専門とする日本医科大学の大久保公裕先生によると、加湿をすることで花粉の体への反応を抑えることができるそうです。室内の湿度を50−60%に保つことで空気中の花粉に水分が結びついて床に落ちるので、除去せずとも花粉の症状がおさえられるとのことです。これを拭き掃除や専用の掃除機で取り除けば完璧ですね。
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愛犬も花粉と上手く付き合おう
花粉の季節は気温が上がり屋外でのわんちゃんとのアクティビティも増えてくる時期でもあります。これらのことを気をつければ花粉を気にせず外でもしっかり愛犬との時間を楽しむことができるはず。そしてこれらの注意点は花粉症である飼主さんにもとても効果があることです。たくさん外に出て愛犬とのコミュニケーションを楽しんでくださいね。