トレーニング・Tips
2018年5月10日
出勤前や休日の朝、ジョギングを始めてみようかな?と考えたことがある方、意外と多いのではないでしょうか。始めてみたは良いけれど、途中で挫折してしまうことも多いですよね。ジョギング中、愛犬が一緒に走ってくれたら、楽しくて長続きするかも…!今回は「ドッグマラソン」についてご紹介します。

Rebeka

出典:Flickr

ドッグマラソンとは

ドッグマラソンは、ヨーロッパでは「4PAT’S CROSS」と呼ばれています。1990年代にフランスの獣医学校の運動会で競技種目に取り入れられたのが始まりで、それがヨーロッパ全土に広がりました。子供から大人まで、幅広い年代の人たちに親しまれ、現在の競技人口は10万人とも言われています。

「4PAT’S CROSS」は、リードでつながれた犬と人が一緒に走りタイムを競い合う、とてもシンプルな競技です。犬と人の両方がゴールした時点でそのペアのゴールとなりますので、どちらかが早いだけでは成り立ちません。

走る距離は、ヨーロッパではハーフマラソン(21km)を走ることもあるようですが、日本では1kmと3kmでのマラソン大会が開催されているようです。国内での大きな大会のほとんどが、NPO法人ドッグスポーツアソシエイツの主催するもので、東京都の光が丘公園や神戸のノエビアスタジアム、葛西臨海公園、大阪市の淀川など、さまざまな場所で行われています。出走は大型犬、中型犬、小型犬のカテゴリーに分けられ、20組前後ずつスタートしていきます。自動計測機でタイムが計測され、優勝者には賞状やトロフィー、副賞などが贈呈され、次回マラソンの無料招待券ももらえます。参加賞もありますよ。

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ドッグマラソンの競技規定

  • 1名+1愛犬での参加とする
  • リードを離すと失格
  • 競技中に犬がフンをしてしまった場合は片づけること
  • 飼い主が犬を抱いて歩いたり走ったりして一緒にゴールすればOK!
  • 他のランナーとコースを譲り合って仲良く走ること
  • 指定されたマラソンコース外への侵入は失格
  • 会場内の一般のお客様とマナーを守り譲り合って会場を使用すること

(ドッグスポーツアソシエイト公式HPより)

マラソン自体はそんなに長い距離ではありませんし、歩いてもOKなので自分たちのペースで無理なく走りましょう。ロングリードは使用不可、伸縮対応のリードは短めに固定してください。ウエストリードを購入するとわんちゃんと一緒に走りやすいです。

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また、愛犬の参加条件として、

  • 予防接種(狂犬病、5種以上の感染症ワクチン)を一年以内にしていること
  • ノミ、ダニの予防をしっかり行っていること
  • 病気やケガの治療中、ヒート中でないこと
  • 他のワンちゃん及び人に対して攻撃性がないこと

となっています。他の参加者に迷惑をかけないよう、最低限のマナーを守りましょう。

 

ドッグマラソンの楽しみ方

Dog Fun

出典:Flickr

2016年に開催されたドッグマラソン参加者は合計300名+300頭、総来場者数は1500~2000名になり、2018年の今年で第八回を迎えました。併設されるイベントブースでは、焼きそばやたこ焼きなどの屋台、ドッグフード、リードやアクセサリーなどのグッズ、似顔絵制作、ワークショップなどが設けられ、また参加体験型としてドッグマッサージ、ドッグヨガ、しつけ体験、ドッグダンスなど、マラソン参加者以外も楽しめる催しになっています。家族でのお出かけにもぴったりですね。

ドッグマラソンは、犬を飼っている方であれば誰でも気軽に始められるスポーツです。特別な道具や訓練も必要ありません。これを機に、運動不足解消に愛犬と一緒に気持ちの良い汗を流し、絆を深めましょう。「人と動物のコミュニケーション」と「健康づくり」を目的に、明日から練習を始めてみてはいかがでしょうか。