2020年4月9日
最初が肝心!子犬のトイレを失敗させないために。
子犬が家にやってきたら
子犬を迎えたら、トイレのしつけが済んでいないうちは自由に遊ばせてはいけません。子犬は、トイレのマナーだけでなく、噛んで良いものと悪いものの区別もつきませんし、性格によってはそわそわして落ち着かず、不安になります。
子犬が家にやってきたら、まず最初にさせることは排泄です。ですので、子犬を迎えに行く前に、子犬の過ごすスペースやトイレの準備をしておかなければいけません。トイレのしつけ方法にはいくつもやり方がありますが、今回は2通りご紹介します。
クレート(キャリー)を使う方法
子犬を迎えたら、まずはトイレに連れていきます。ペットシーツを敷くだけでも良いですが、小さめのサークルで囲ってあげると失敗が少なくなります。排泄ができたらオヤツをあげてよーく褒めてあげてください。
少し待っても排泄しない場合は、子犬をクレートやキャリーに入れておきます。ふわふわの毛布やベットと綺麗なお水、噛んでも良いおもちゃも一緒に入れてあげましょう。
犬は基本的には、寝床や狭い空間では排泄を我慢する性質を持っています。最初は慣れずにクレート内でオシッコをしてしまう子もいるかもしれませんが、定期的にトイレに出されることが理解できれば、クレート内ではしなくなってきます。もちろん全然気にしない子も中にはいるかもしれませんので、その場合は2つ目の、サークルを使う方法を試してみてください。
1時間おきくらいに子犬をクレートから出し、急いでトイレに連れていって排泄するように促します。このとき、排泄用のコマンド(トイレをして・オシッコ・ワンツーワンツーなど)をかけてあげてください。3分ほど待ち、排泄できればオヤツをあげてよーく褒め、少しの間遊んであげてもいいでしょう。排泄しないようであれば、またクレートにいれてしばらく待ちます。これを繰り返していくうちに、子犬もトイレを覚え、飼い主さんも子犬の排泄のペースが分かってきます。
サークルを使う方法
子犬が動きまわることができるくらいのサークルにペットシーツを敷き詰め、綺麗なお水、寝る用のクレート(キャリー)、噛むオモチャをいれておきます。わざわざクレート内で排泄する子はいないので、基本的には失敗することはほとんどありません。ですが、オモチャではなくペットシーツを噛んで遊んでしまうような子犬の場合は、危ないので1つ目の方法が良いかもしれません。
ペットシーツの上で排泄ができたら、オヤツをあげてよーく褒めてあげてください。この時も、オシッコをしている最中、排泄のコマンドをかけてあげるようにします。これを繰り返し、慣れてきたらペットシーツを少しずつ減らしていき、サークルの外に設置したトイレでも同じようにコマンドをかけ、排泄を促します。犬は綺麗好きなので、最終的には犬の生活空間とは別のところにトイレを設置してあげるのが理想的です。
関連記事:ケージ・サークル・クレートの違いとは?
夜間・外出するとき
夜間は、できれば子犬のクレートやサークルの横に人間が布団を敷いて寝てあげると、子犬が早く環境に慣れるようになります。夜の間は排泄のお世話だけをして、それ以外の相手はしないようにしてください。クンクン泣いても、なだめたり声をかけたりしてはいけません。
お出かけをするときも、子犬を室内に開放するようなことはせず、トイレを失敗しないような環境をつくって出掛け(サークルにペットシーツを敷き詰めるなど)、長時間留守にしないようにします。
おすすめペットシーツ
最後に
家庭のマナーを学習し、トイレの失敗も少なくなってきたら、家の中や庭を自由に行き来できるようにしてあげても良いでしょう。
子犬を家に迎えるときは、なるべく子犬に時間を割いてあげられる時期を選んでください。毎日忙しく、子犬の相手をしてあげられないような環境の場合は、子犬を飼うべきではありません。幼犬期のしつけや経験はとても重要です。早く自由に楽しく遊べるように、人間と過ごす上でのマナーを学んでもらいましょう。