犬種図鑑
2024年7月25日

アイリッシュウルフハウンドってどんな犬?特徴は?

 

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画像:instagram wolfhoundfamilyさん

被毛

目元の無造作な毛が特徴的なアイリッシュウルフハウンド。その毛色は主にグレーレッドベージュに近いフォーンなどが多数を占めています。毛の長さは、他の犬種と比べて特別長くも短くもなく、中程度です。

外見

アイリッシュウルフハウンドといえば、何といっても立派な体格が特徴的。体重もさることながら、地面から背中までの体高は1mに及ぶものもいるという正真正銘の超大型犬です。

かかりやすい病気

そんなアイリッシュウルフハウンドですが、その体格故に気を付けなければならない病気もあります。肥大性心筋症のような心筋症股関節形成不全はその1つです。胸の深い大型犬によくみられる胃捻転にも気を付けたいところです。

寿命

アイリッシュウルフハウンドのような大型犬全般に言えることですが、血液を送る心臓への負担が大きくなる為、その寿命は短く10年未満のものがほとんどです。寿命が短いからというわけではありませんが、それぞれに与えられた限られた時間の中で、最大限の愛を持って接したいものです。

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アイリッシュウルフハウンドってどんな性格?

 

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画像:instagram malibuwolfhoundsさん

穏やかな性格

アイリッシュウルフハウンドは、超大型犬と呼ばれるほど大きな体を持ちあわせているものの、その体格とは裏腹に非常に穏やかで落ち着いた性格です。

かつては狩猟犬として活躍していた時代もあり、その背景を知る方はもしかすると彼らの気性を心配するかもしれませんが、暴れだすようなこともほとんどなく、安心して飼うことができるでしょう。

感受性が強い

アイリッシュウルフハウンドはもの静かで落ち着いている反面、感受性の強い犬種でもあります。

忍耐強い一面も持っているため気付きにくいこともあるかもしれませんが、知らず知らずのうちにストレスを抱え込んでしまっている可能性があります。飼い主は、アイリッシュウルフハウンドの優しくデリケートな性格を理解して接してあげることが大切です。

絶滅の危機に瀕したアイリッシュウルフハウンドの歴史

 

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画像:instagram beddy_whip_noodleさん

アイリッシュウルフハウンドは紀元前14~15世紀頃にアイルランドへとやってきたとされており、かつてはその立派な体格からローマへ貢物として贈られることもあったといいます。

その後は、農民の悩みの種であったオオカミなどの大型動物から家畜を守る狩猟犬としての役割を長きに渡り果たしていました。

18世紀頃には、アイリッシュウルフハウンドの活躍によってオオカミの数を劇的に減らすことに成功していましたが、役割を果たしたことが彼ら自身の数をも減らすきっかけになっていきました。

19世紀にアイルランドで大飢饉が起きたことが更なる追い打ちをかけ、絶滅の一途を辿っていました。

しかしアイリッシュウルフハウンドの愛好家がこれを見逃さなかったことにより、他のハウンド種などと計画的に交配を行うことで絶滅を阻止したのです。

アイリッシュウルフハウンドの飼い方

 

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画像:instagram austonley_irish_wolfhoundsさん

散歩回数

アイリッシュウルフハウンドは超大型犬故に、その筋力を保つためにも多くの運動量が必要になります。

散歩は1日に1時間×2回が理想ですが、難しければ1日トータル1時間以上は運動するように心掛けましょう。大きな体を持っているので、定期的に柵やフェンスのある広い庭や広場で走らせてあげることも大切です。

飼育環境

また飼育環境自体も、体格を考慮してゆとりのあるスペースを確保してあげましょう。

餌の頻度・与え方

運動後は喉の渇きから一気に水を飲んでしまいがちですが、大型犬によくある胃捻転を防ぐためにも、少しずつ分けて与えるようにしましょう。

餌を与える時にも同様のことが言えます。頻度としては1日2回。胃捻転の原因となる早食いを防ぐために少量ずつあげたり、専用の食器を使うなどして工夫して餌をあげましょう。

ブラッシング

アイリッシュウルフハウンドのお手入れですが、毛質は粗く抜け毛も多くはないので頻繁に行う必要はありません。週に1回程度のブラッシングと、必要に応じてシャンプーをして清潔に保ちましょう。