2019年10月25日
【犬種図鑑】ブルドッグの特徴や性格、飼い方をご紹介
目次
ブルドッグってどんな犬?
画像:instagram teddythebully310さん
筋肉質でがっしりした体に、しわの多い不機嫌そうな顔。ブルドッグの姿は誰もが思い浮かべることができるでしょう。日本ではソース製造メーカーのシンボルマークに使われていることから、お馴染みの犬種です。
番犬として怖そうなイメージが強いブルドッグ。しかし実は穏やかで優しい性格を持っています。アメリカンケネルクラブによれば、2017年にアメリカで人気のある犬種ナンバー5に輝いたほどの人気者です。原産国のイギリスでは国犬としての地位が与えられ、また海軍のマスコットにもなっています。
闘犬から家庭犬へ ブルドッグの歴史
画像:instagram teddythebully310さん
現在世界中で親しまれているブルドッグの歴史はイギリスからスタートしました。ブルドッグの「ブル」は雄牛を意味します。
「牛いじめ」と呼ばれる犬と牛を戦わせる見世物のために作出されたのは17世紀頃のこと。動物虐待の観点から、1835年にこれらの見世物が禁止されるようになると、一時は絶滅寸前になりました。しかし愛好家たちの手によって改良が重ねられたことで、小型化され、攻撃的な気質が抑えられ穏やかな性格を持つようになりました。
このようにして、今度は家庭犬としての役割が与えられ、世界中で多くの人に愛されていくようになりました。
ブルドッグの見た目の特徴とかかりやすい病気
画像:instagram teddythebully310さん
<特徴>
- 大きさ:中型犬
- 標準体高:35cm程度
- 平均体重:23~25kg程度
- 被毛:短毛
- 被毛の色:単色やバイカラーなど
- かかりやすい病気:心臓病、皮膚病、チェリーアイ(瞬膜腺脱出)、呼吸器障害など
外見
体高は35cm程度、体重は23~25kg程度の中型犬です。短く太い足を持ち、どっしりとした体格をしており、短いマズル、出っ張った下顎、たるんだ皮膚もこの犬種特有のものです。
被毛
被毛は短く、毛色は単色の場合、ホワイト、レッド、フォーン、ファローなどがあります。またホワイトをベースに斑の入っているパイドカラーも人気があります。
かかりやすい病気
かかりやすい病気は、心臓病、皮膚病、チェリーアイ(瞬膜腺脱出)、呼吸器障害があります。体温調節が苦手で暑さに非常に弱いため、気温の管理にも特に注意しましょう。
意外に穏やか? ブルドッグはどんな性格?
怖そうな見た目をしているため、獰猛な気質をイメージする方もいるかもしれません。しかし実際は、家庭犬として改良が行われてきたこともあり、おっとりとして温和な性格の持ち主です。勇敢な一面もありますが、他の犬に対して必要以上に攻撃的になることはありません。
家庭の中に小さな子どもや他の犬がいる場合でも、仲良く暮らしていくことができます。
飼い主には基本的に忠実ですが、時に頑固で言うことを聞かないことも。根気強く時間をかけて向き合ってあげることがポイントです。
ブルドッグを飼う上で気をつけたいポイント
画像:instagram teddythebully310さん
<飼育方法>
- 散歩頻度:1日2回各回20~30分
- 食事の回数:朝晩の2回
- ブラッシング:定期的に
- 飼育環境:室内飼育
散歩回数
ブルドッグは他の犬に比べると、必要とする運動量は少なめです。1日2回各回20~30分ほどで十分です。夏の季節は暑さを避けるため、気温の低い早朝に出かけるのがおすすめです。
食事回数
1日の食事回数は、成犬の場合朝晩の2回が目安です。食欲旺盛な犬種ですが、餌の与えすぎは禁物です。
ブラッシング
短毛犬種のためお手入れは大変ではありませんが、抜け毛も多いので定期的なブラッシングが欠かせません。
飼育環境
暑さに弱いこともあり、屋外や冷房のない部屋で飼育することはできません。飼育にあたっては、気温の調節ができることが前提となります。
ブルドッグをこれから飼う方へ
画像:instagram teddythebully310さん
強面の見た目とおっとりした性格のギャップが魅力のブルドッグ。時にはユーモラスな表情や甘えん坊な姿も見せてくれます。一緒に暮らすうちに、少々頑固で融通のきかないところもきっと愛おしく感じられるようになることでしょう。
遺伝的な病気が多く、平均寿命も8〜10年と他の犬種に比べると短めです。しっかりと健康状態を見守り、毎日のスキンシップを大切にしたいものです。
愛犬との1日1日を大切に、素敵なブルドッグライフを過ごしてくださいね。