ダックスフンドってどんな犬？

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なんと言っても特徴的なのはその体型にあります。胴長短足のその体型は外国ではホットドッグ犬といわれるほどです。そもそも、昔はホットドッグのソーセージがダックスフンドソーセージと呼ばれていたという説もあるので、むしろダックスフンドが先だったということもありえます。

ダックスフンドはカラーや、ヘアー、サイズも多様です。ヘアーはスムース、ロング、ワイヤーの３種類あります。15世紀にドイツで生まれた犬種で、もともとはピンシャーとバセットハウンドを交配して作りだした犬種です。その時点ではスムースヘアでが、その後スパニエルと交配することでロングを作り出し、シュナウザーと交配させることでワイヤーヘア、とヘアーの種類を増やしていきました。

ドイツ語で、ダックスはアナグマ、フンドは犬を意味し、もともとはアナグマ狩りで活躍していた犬種であるため、匂いに敏感で、その体高の低さ故に地面に着いた匂いを追うのも得意です。地面に穴を掘って鼻づらに限らず全身を潜り込ませるのが大好きです！掘れる地面は全て掘るといっても過言ではないので、泥だらけで遊ぶ犬なんて嫌っ！という綺麗好きには向かないかもしれません。

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ダックスフンドの性格

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小さいからといって侮ってはいけません。ダックスフンドはおとなしくお膝に座っているような犬ではないのです。アナグマを穴まで追い詰めて狩っていた歴史に背かず、勇敢でしつこい性格です。

なんでも自分流でやりたいという頑固さのある犬種なので、ダックスフンドのしつけには根気と忍耐が必要でしょう。けれども、頑固ではあるが、頭はいい犬種なのでやればできる子です。ダックスフンドの持つ可能性を信じて長い目でしつけに取り組みましょう。

しかし、上で書いたように様々な犬種を交配させてできた犬種なので、性格は一概には言えないという側面もあります。基本的には人見知りをしないフレンドリーな犬と言われていますが、シャイな子も少なくありません。フレンドリーな子は他の犬に会ったとき喜ぶ反面、興奮しすぎる。シャイな子はすぐには仲良くなれないかわりに、静かに避けるだけ。など、どっちの性格にも良いところ悪いところがあります。一緒に暮らし始めたとき、他のわんちゃんと触れ合う機会がどれくらいあるかを考えて、あなたのライフスタイルに合った性格の子を選ぶと良いでしょう。

これからダックスフンドを飼う人へ

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ダックスフンドのグルーミングはヘアーの種類によってかかる手間が違います。スムースヘアは週に２回ほど布で拭ってあげるだけでツヤツヤを保てます。ロングとワイヤーヘアーは週に１、２回ほどのブラッシングが必要です。

また、１２〜１５年ほど生きる長寿な犬です。飼い始める前に、今のライフスタイルだけでなくこの先の人生を長い目でみて、最期まで面倒を見られるかの検討が必要です。また、ダックスフンドは純血種にしては遺伝病の少ない健康的な犬ですが、胴長短足の犬によく見られる背骨の弱さが心配な犬です。ヘルニアになりやすいので気をつけて見ててあげましょう。

また、ダックスフンドはよく吠えます。しつこい性格も相まって一度吠えだすと止むのに時間がかかります。「ダメ！」と大きい声で叱ると、対抗するようにさらに吠えてくるので、悪化させないためにはどっしりとした威圧的な態度で、なるべく声を使わずに注意すると効果的です。ご近所さんの迷惑にならないようきちんと無駄吠え防止のしつけをしましょう。

ファミリー家庭で飼われているのをよく見かけますが、ダックスフンドは手より先に口が出る傾向のある犬で、しつけが終わる前までは噛みつき癖があるかもしれません。そういう意味ではあまりファミリー向けとは言えません。子供がある程度大きくなるまで待つか、子供が生まれる前にしつけを終わらせておくなどして、安全に配慮しましょう。

ダックスフンドは穴掘りが大好きな犬なのでお庭の花壇を掘り返されないように注意が必要です。穴に体を潜り込ませるのも好きなので、トンネル作成による脱走にも気を付けましょう。掘りたい欲求を発散できるよう、お庭の一角やお散歩コースのどこかに掘ってもいいゾーンを設けてあげると目をキラキラさせて喜んでくれますよ。

ダックスフンドの性格を理解した上で飼うことを心がけましょう。