2019年10月18日
【犬種図鑑】ダルメシアンの性格や飼い方をご紹介
目次
ダルメシアンってどんな犬?
白と黒のぶち模様がとってもエレガントなダルメシアン。ディズニー映画「101匹わんちゃん」で存在を知った方も多いのではないでしょうか?
三角のたれ耳と滑らかな短毛に覆われたボディがかわいらしい犬種です。
クロアチア原産の大型犬で、成犬になるとだいたい人間のひざ~太ももあたりの体高に成長します。
アメリカではダルメシアンをキャラクターにする消防署が多いそうです。中には実際に署内で飼育されることもあるなど、消防のマスコット的存在として扱われています。
ダルメシアンの歴史
画像:instagram thedalmatianlifeさん
ダルメシアンのルーツはクロアチアのダルマチア地方だと言われています。
16世紀頃にはダルメシアンの記録が残されていることを考えると、その歴史は少なく見積もっても約500年以上。旅人たちの馬の伴走犬として働いていたようです。
その後、19世紀頃にはヨーロッパやアメリカに渡り貴族の馬車の伴走犬として人気を博しました。中には消防車の伴走をつとめるダルメシアンも出現し、消防署のマスコットとして現在も愛されています。
自動車の台頭により一度は人気を落としたダルメシアンですが、1961年のディズニー映画「101匹わんちゃん」のヒットによりその人気を復活させました。
ダルメシアンの特徴
画像:instagram life.of.link.and.lunaさん
<特徴>
- 大きさ:大型犬
- 標準体高:55cm〜61cm
- 平均体重:27kg~32kg
- 被毛:シングルコート
- 被毛の色:ぶち模様の個体差あり
- かかりやすい病気:聴覚障害、尿結石症
体型
成犬時の体高は約55cmで、中型犬と大型犬の中間くらいのサイズ感。すらりとした筋肉質な脚がとても美しいです。
毛の長さ
シングルコートで、シルクのような滑らかな短毛をしています。
毛色
特徴的な被毛は、1匹1匹ぶち模様の出方が異なっておりそれぞれ個性があります。ブラックのほかにブラウンのぶちを持つダルメシアンもいます。
注意したい病気
被毛の遺伝上、先天性の聴覚障害が起こりやすいと言われています。また、尿結石症になってしまうケースもあるため、日ごろから尿量の変化に注意することが大切です。
ダルメシアンの性格
長年、伴走犬として馬と一緒に走っていた歴史を持つダルメシアンは非常に体力があり活発で遊び好きです。
知らない人やほかの犬に対しては人見知りしてしまうような、神経質で警戒心の強い一面を持っています。
しかし、飼い主や同居動物など一度気を許した相手には、明るく陽気にふるまい甘えたがるというかわいらしい性格を見せてくれます。
神経質なあまり、若いころなどは運動不足に陥ってしまうと体調不良を引き起こすこともあるので注意が必要です。
トイレやトレーニングなどの訓練の物覚えはあまり良くないため、工夫をしながら少しずつ覚えてもらうことが必要になります。
ダルメシアンの飼育方法
画像:instagram thedalmatianlifeさん
<飼育方法>
- 散歩頻度:朝・晩の1日2回、1~2時間程度
- 食事の回数:310g程度の量を2~3回
- ブラッシング:毎日
- 飼育環境:運動できる環境
散歩の回数
馬と一緒に長距離を走っていた歴史から、桁違いの体力とスタミナを持っています。
そのため、1日1~2時間程度の散歩を朝・晩の1日2回行うようにしましょう。
できることならドッグランなど自由に走れる場所に毎日でも連れて行ってあげるのが良いでしょう。
ごはんの量・頻度
1日あたり310g程度の量を2~3回に分けて与えてあげてください。運動量の多い犬種なので、たんぱく質を多く含むフードを選んであげると良いでしょう。
お手入れの頻度
ダルメシアンは換毛期に関わらず一年中毛が抜ける犬種のため、毎日のブラッシングは欠かせません。
飼育環境
出来ることなら広い庭のある一軒家や、共用部にドッグランのあるマンションなど、自由に走り回れる環境で飼うことが望ましいです。
これから飼う方に向けて
画像:instagram pingoeninadalmatiansさん
白と黒のぶち模様がとってもおしゃれで優雅な印象のあるダルメシアン。
ディズニー映画のかわいらしいキャラクターを見て「飼ってみたい!」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか?
神経質で警戒心の強い性格ゆえに誤解されてしまいがちなダルメシアンですが、その素顔はたいへん明るくて頼もしい唯一無二の相棒です。
しっかり根気づよくトレーニングをしてあげれば、きっとあなたのことが大好きな愛らしい家族の一員になるはずですよ。