2024年5月10日
レオンベルガーはドイツの超大型犬種!特徴や性格をご紹介
目次
レオンベルガーってどんな犬?
大きな体に、見るからにふわふわで気持ちよさそうな毛並み。
大型犬ゆえに一見少し怖いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。ですがその目をよく見てみると、穏やかで優しい性格であることがすぐにわかると思います。
今回ご紹介するのはレオンべルガーという犬種。日本で飼われているケースはまだあまり多くありませんが、その愛情深い性格に惚れ込んだ愛犬家が急増中なんですよ。
レオンベルガーの歴史
レオンべルガーの出身地はドイツ。市のシンボルがライオンであったことから、市議がこのライオンに似た犬種を育成しようと動き出したのが誕生のきっかけです。
ドイツ国内で人気を得た後は諸外国にも渡っていきましたが、イギリスなど古くから犬の育成を行っている国では雑種と同じような扱いを受け、市民権を得るまではかなり時間がかかったといわれています。
そんな不遇な状況を打破したのは、やはりその美しい見た目と穏やかな性格。
家族に献身的な愛情を注ぐ姿に惚れこむ人々が続出し、各国の王族にまでファンの輪が広がったことにより、その認知度も一気に高まることとなりました。
レオンベルガーを飼うにあたって気をつけたいことは?
<特徴>
- 大きさ:大型犬
- 標準体高:65~80cm程度
- 平均体重:35~50kg
- 被毛:ダブルコート
- 被毛の色:ライオンイエロー、レッド、ラディッシュブラウン、サンディーなど
- かかりやすい病気:股関節形成不全、肘関節形成不全、胃捻転
外見
体高はオスとメスで差がありますが、オスは72cm~80cm前後、メスは65cm~75cm前後が平均の大型犬です。
被毛
レオンベルガーの毛色はライオンイエロー、レッド、ラディッシュブラウン、サンディーなど。
長さは中長毛ですが、毛質が少々特徴的です。後述しますがお手入れはかなり丁寧に行う必要があります。
かかりやすい病気
次に気をつけたい病気ですが、大型犬によくある股関節形成不全や肘関節形成不全といった脚の疾患は特に気をつけたいポイントです。
日々の散歩などで気づけることも多いので、注意深く見るよう心がけてくださいね。
また胃捻転などのリスクもありますので、食べてすぐの運動や散歩は極力避けるようにしてください。
レオンベルガーの性格や気質
前述の通り非常に穏やかで優しく、家族に対して惜しみない愛情を注ぐ犬種です。
むやみやたらと攻撃的になることはほぼありませんが、優しさゆえに弱いものを守ろうとする気質もあります。もし、近くに子供がいるような状況で知らない相手に遭遇した場合は、少し警戒心を強く出す傾向もあります。
また我慢強く賢いため、しつけも向いています。できるだけ早い段階からしっかりコミュニケーションを取ることで、難易度の高い指示でもしっかり聞いてくれるようになりますよ。
レオンベルガーの飼育方法
<飼育方法>
- 散歩頻度:1日に2回、1時間程度
- 食事の回数:2回以上
- ブラッシング:毎日
- 飼育環境:室内飼育
散歩回数
まず散歩に関してですが、大型犬ですので激しすぎる運動は必要ありません。とはいえ筋肉を保つためにも運動自体は必須ですので、少し長めの距離をゆっくり歩くような散歩に連れて行ってあげるとよいでしょう。
できれば1日に2回、最低でも1時間程度は外に出してあげると良いでしょう。
食事回数
胃や腸への負担も病気の原因になりやすいので、食事はできれば消化の良いものを2回以上に分けて与え、食事の直後に激しい動きをしないよう気をつけてあげてください。
ブラッシング
次にお手入れに関してですが、ダブルコートなので毛はかなり抜けます。
1日1回はブラッシングを行うことで皮膚病の予防にもつながりますので、日々のスキンシップの中でこまめに行うよう心がけてください。
またかなり厚みのある毛質ですので、寒さには比較的強いですが暑さで体調を崩しやすい傾向があります。
飼育環境
熱中症などにも十分注意を払い、暑い中長時間外に出したりしないように気をつけてくださいね。
これからレオンベルガーを飼う方へ
大型でゆったりとした雰囲気のあるレオンベルガーですが、実は水が大好きで水泳が得意なんですよ。広い場所も好きなので、アウトドアに連れて行ってあげるととても喜びます。
暑さが和らいだ頃にキャンプに行ってみたり、ドッグランなどにも是非連れて行ってあげてください。
日々コミュニケーションを取り、しっかり信頼を築くためにもまずはたっぷり遊んであげてくださいね。