2023年6月1日
犬の多頭飼いでは先住犬のケアも重要!新たに子犬を迎える時の注意点
目次
新しいわんちゃんを迎える前の準備
相性を確認してみよう
ペットショップや、保護センターによっては、先住犬を連れて行き、相性を確認できるところもあります。家と外では反応が違うこともありますが、何度か顔合わせするのもオススメです。いきなり知らない子犬が家族になるよりは、あの時のわんちゃんだ!となる方が、新しく迎える子犬にも、先住犬にもストレスは少ないでしょう。
先住犬の訓練、しつけは大丈夫?
先住犬の訓練やしつけが不十分だと、いざ子犬と喧嘩になってしまった際に抑止力が弱くなります。先住犬のしつけをして信頼関係を築いてから、子犬を迎えることをオススメします。
新しい子犬を迎えた後に注意すべきこと
無理に関わらせない
飼い主さんとしては、早く仲良くして欲しい!という気持ちはあると思います。家族が増えたのに、ギスギスしているのは悲しいですよね・・・。とはいえ先住犬、子犬にもペースがあります。短期間で集中して関わらせることで、効果が出るのが早い場合もありますが、より溝を作ってしまうことも。焦らず愛犬同士のペースに合わせてあげましょう。
先住犬の縄張り以外の場所で接する
これは多頭飼いの我が家でも、新しい子犬を迎えた時には気をつけているのですが、先住犬の縄張り『大好きな場所、よくいるスペース』では触れ合わせないようにしています。理由としましては、自分の縄張りに入られることで気分を害してしまう、また自分のエリアなので、いつもよりも気が大きくなり、強気に接してしまう可能性が高いからです。
なので、先住犬がいつも過ごしているスペースではなく、通路や廊下といった、誰の部屋でもないような場所で会わせるようにしています。いつもは過ごしていない部屋で会わせるのも良いでしょう。
子犬より先住犬へ優先的に接してあげる
新しく子犬を迎えることで今後、先住犬にとっても良い環境になることも多いとは思います。
お留守番の時も2匹で遊んだり、一緒に寝たり、心細い思いが軽減されます。ただし、よっぽど社会性が身についていたり、他のワンちゃんが大好きといった先住犬でなければ、少なからずストレスはかかります。その点から、まずは先住犬に負担をかけないように心がけてあげることが大事になります。子犬を迎えて、家族全員が子犬のことばかりを構うようになってしまったのであれば、先住犬からすれば、子犬が家族になって良かったと思えるでしょうか?
自分だけの方が良かったと思われてしまっては、先住犬だけでなく、子犬、家族全員が悲しいですよね。
もちろん子犬とも遊んだり、触れ合ったりは大切になりますが、先住犬に対しては、子犬の何倍も行ってあげましょう。
慣れるまでは子犬は分ける
最初は直接触れ合うのではなく、ケージや仕切り越しに接してあげる方が良いでしょう。子犬は怖いもの知らずだったり、しつこく先住犬に対して向かっていってしまうことがあります。そうなると先住犬はストレス、子犬は怒られ怪我をしてしまう恐れがあります。
先住犬は自由に行動させてあげる
子犬をケージや仕切りに入れているのであれば、次に先住犬がどう接するのかを観察しましょう。興味を持って近寄っていくのか、怖がって近寄らないのか、威嚇するのか。反応によって平気そうだな、まだ時間かけた方が良いな。など、今後の接し方も見えてくるかと思います。
長時間ではなく短時間を数回に分けて会わす
いきなり長時間だとお互いがストレスになってしまうので、短時間を数回に分けて対面させましょう。何度もお伝えしますが焦らずゆっくりいきましょう!
先住犬が唸って怒りだした、子犬がしつこく迫ってしまう、などお互いの状態を観察しながら遊ばせてあげるのが大事ですね。先住犬にストレスなく子犬を迎えるためにとお伝えさせて頂きましたが、先住犬も子犬にもお互いストレスなく過ごせるようにが大切ですね。