犬種図鑑
2017年12月20日
柔らかな被毛に包まれ、真ん丸な瞳に愛くるしい表情をしているボーダーコリー。とても賢く従順なイメージのあるボーダーコリーですが、実際はどんなわんちゃんなのか詳しく見ていきましょう。

ボーダーコリーってどんな犬?


体の大きさは、大きすぎることも小さすぎることもなく、一般的に中型犬と言われているボーダーコリーですが、体の大きさに負けないほど、スタミナ抜群でとても機敏な動きを見せてくれます。その起源はイギリスにあります。とても優れた運動能力を持ち、羊の群れを誘導する牧羊犬として今でも世界中で活躍を続けているわんちゃんです。
また、アジリティ、ディスクドッグ競技、フライボール、ドッグダンスなどのドッグスポーツでも多様に活躍しています。
イギリスのケネルクラブは1976年に、FCI(国際畜犬連盟)は1987年に公認されました。

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ボーダーコリーの性格


そんなボーダーコリーですが、どのような性格なのでしょうか? 実は、ブリティッシュコロンビア大学の研究によると、全犬種で最も知能が高いとされるわんちゃんなんです。
中型犬という体の大きさで、かなりの重労働でもこなす事が可能で、スタミナ抜群、そして粘り強く、聡明でもあります。また、すごく責任感のある性格で、人に対して従順です。
行動面では、ボーダーコリーほど作業意欲のある犬種はいないとされているため、頭と体の両方を使うことのできる遊びや作業を一緒にしてあげるとよいでしょう。また、運動好きの飼い主さんと一緒に、ドッグスポーツなどに挑戦してみるのも素敵ですね!

これからボーダーコリーを飼う人へ


ボーダーコリーを飼う上でまず注意しなくてはならないことは、スタミナ抜群なわんちゃんであることから、十分な運動をさせてあげることが重要です。毎日の散歩はもちろん、たくさん遊ぶ・遊んであげられる環境も必要です。たくさん運動をさせてあげることはわんちゃんへの満足度も上がり、と同時に肥満の予防につながります。
またボーダーコリーは全犬種で最も知能が高いわんちゃんと言われているため、頭の回転がとても速いです。そのため、しっかりとしつけをすれば、とても優秀なわんちゃんになります。しかし、その反面ずるがしこさも持ち合わせているため、注意が必要です。子犬の頃から楽しく体を動かし、しっかりとしつけをしてあげてください。
そうすることで、とても真剣な温かいまなざしであなたのことを見つめてくれるようになり、強い信頼関係で結ばれる、良きパートナーとなるでしょう。

健康でいてもらうために

ボーダーコリーには、スムースタイプとラフタイプと言って被毛の長さによって2種類に分けられます。スムースタイプは全体的に短く、ラフタイプは程よい長さでわずかにウェーブがかかっています。そのためラフタイプは、被毛の手入れとして週に2回程度のブラッシングをしてあげることが必要です。手入れをすることは皮膚病の予防にもなります。
まったりとした時間を一緒に過ごしながら、ブラッシングというコミュニケーションをとることができるのも、ラフタイプの魅力のひとつですね!

たくさんの犬種の中でも運動能力の高さがピカイチで、頭の回転が速いボーダーコリー。一緒に朝一のランニングやドッグスポーツ、海や川などのレジャー施設にお出かけすることも、この子がいれば、今まで以上に充実したハッピーライフを送ることができることでしょう!