健康・美容
2020年4月11日
犬の爪切りだけで、トリミングサロンや、病院に連れていくのも大変なので、愛犬の爪を自分で切れたら・・・。とお考えの飼い主さんも多いのではないでしょうか?そんな飼い主さんに今回は『愛犬の爪切りを上手に行うポイント』をお伝えします。無理やり爪を切るのではなく、愛犬に極力ストレスをかけないやり方で爪切りを行いましょう!

爪切りの重要性と適切な頻度は?


爪切りを行うペースとしては、基本的に月1回が目安です。その理由としては、爪切りを疎かにしていると爪の長さに比例して、爪の血管まで伸びてきてしまうのです。そうなると爪が伸びていると感じても、血管が伸びてしまっているのであれば、それ以上深く爪切りを行うことができなくなってしまうのです。また、鋭利に尖った爪で身体を掻いてしまうと怪我や、炎症の原因にも繋がります。

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爪切りを嫌がるのはなぜ?

爪切りにトラウマがある

爪切りで痛い思いをした犬は、足を触られることに対してトラウマを持っている可能性があります。

体を触られるのが嫌

そもそも体に触れられることに慣れていないわんちゃんの場合、爪や足先だけでなく体自体に触れられることを嫌がる可能性があります。
日頃からスキンシップを取って、体に触れられることに慣れてもらいましょう。

上手な爪切りを行うポイント

ポイント①:足元を触ることから慣らす

足元を触ることから慣らすことができないことには始まりません。
慣れないことを行うことで、愛犬にストレスはかかるものになってしまいます。そうなると、爪切り行為が愛犬にとって嫌な行為になってしまうことにも繋がります。まずはいきなり爪切りを行うのではなく、足先を触るという行為に慣らせてあげることは大事ですね。

ポイント②爪切りを行いやすい体勢に慣らす

次に爪切りを行いやすい体勢に慣らしていきましょう。トリミングサロンなどのように、カッコ良く行わなくても良いのです。

  • 愛犬がリラックスして行える
  • 飼い主さんも爪切りを行える

この点が重要です。愛犬が寝ている時や、遊び疲れた時を狙って行うのも良いですね!

ポイント③愛犬との密着度が大事

愛犬と飼い主さんの触れている箇所が多ければ多いほど、愛犬は安心します。
また動ける隙間を無くすことにも繋がりますので、『逃げられる気がしない』と諦めやすくもなります。
体勢によっての触れ合える箇所を多くしてあげましょう。

ポイント④爪の血管ギリギリを切らない

爪の根元、血管ギリギリまで切ることで次回爪切りを行うまでの期間を延ばすということには繋がります。

血管が伸びるということを防ぐ!といった点からも、血管ギリギリに爪切りを行うことは良いのですが、失敗することで爪だけではなく血管まで切ってしまいます。

そうなると愛犬は爪切りに対して痛みを覚え、恐怖心を抱くようになります。爪切りがそのような行為と覚えてしまったなら・・・次回の爪切りはもっと嫌がるようになってしまいます。

また、血管ギリギリで切ると爪から出血が無くとも嫌がる・痛がる愛犬はいます。そのため、怪我が無くとも、嫌な思いをさせてしまうリスクはあるので、
少し手前で余裕を持って切ってあげることをオススメします。

ポイント⑤:爪切りの最中は怒らない

飼い主さまとしましては、愛犬のことを思って爪切りを行っている訳ですが、愛犬はそうは思ってくれません。
愛犬からすれば爪切りされるし、抑えられるし、そこでさらには怒られる・・・もう最悪なことでしかないですよね。

ポイント⑥:忘れずにたくさん褒める

爪切りされるし、抑えられるけども、凄く褒めてくれる!嬉しい!といったように、何か良いイメージを与えるのが大切です。

暴れる時は怒らずに無視・・・。
そこで落ち着いた時に、すかさず偉い!と褒めてあげます。

手を触っている最中も褒める、おとなしくしている際はずっと褒めてあげる。こういったさりげない時も忘れずに褒めてあげましょう。

できて当たり前ではなく、毎回褒めてあげるのは大切です。そうすれば愛犬は嫌な行為から、大好きな行為になってくれるでしょう。終わったあとのご褒美も忘れずに爪切りをやってあげましょう!