2020年4月26日
【犬種図鑑】ミディアムプードルの魅力と飼い方をご紹介!
目次
ミディアムプードルってどんな犬?
日本でプードルといえばトイプードルをよく目にしますが、ミディアムプードルは、可愛らしさだけではなく気品を兼ね備えた見た目で、世界的に愛好家が多い犬種です。
体に対して顔が小さく手足が細長いので、全体のバランスが整っています。豊富な被毛は、カットによって全く雰囲気が異なるため、トリミングの楽しみも大きいです。
柴犬ほどの大きさの中型犬なので、コンパクトな日本の住宅事情で飼いやすい犬種。まだ、日本ではあまり見かけないサイズですが、一番人気のトイプードルに比べて、精神面も安定しています。
ミディアムプードルの歴史
プードルの起原ははっきりと分かっていませんが、現在最も有力な説は東西ヨーロッパやロシアに分布していた犬ではないかというものです。その後、様々な犬種と交配を繰り返しながらヨーロッパを横断し、フランスに入るころに現在のプードルに近い形になったといわれています。
16世紀までは、現在のスタンダードからそれ以上の大きさのプードルがカモ狩りなどをする使役犬として活躍していました。17世紀ごろには、愛玩犬として小型化がすすめられ、スタンダード、ミディアム・ミニチュア、トイサイズが存在していたようです。
ミディアムプードルは、2003年にジャパンケネルクラブで正式に認定されたため、まだ歴史が浅く、日本での飼育件数は2017年2月時点で200頭にも満たない希少な犬種となっています。
ミディアムプードルの特徴は?
<特徴>
- 大きさ:中型犬
- 標準体高:38~45㎝
- 平均体重:8~15kg
- 被毛:シングルコート
- 被毛の色:単色
- かかりやすい病気:骨折など
体型
体重は8~15kg、 体高は38~45㎝の中型犬です。
被毛
ミディアムプードルの毛色は、アプリコット、クリーム、ベージュ、ブラック、ホワイト、シルバー、シャンパン、カフェオレなど多数あります。基本的には単色となっています。
独特のウェーブがかかった被毛に被われているのが特徴で、毛の量はかなり多いですが、シングルコートのため抜け毛はそこまで多くありません。
注意したい病気
運動能力が高く激しい運動が可能ですが、手足が細いため骨折には特に注意しなくてはなりません。骨折を防ぐために、小魚やチーズなどカルシウムを多く含むフード適量与え骨を強くしましょう。
また、プードルはアジソン病、クッシング症候群喉にもかかりやすいといわれています。覇気がない日が続く場合は、動物病院で血液検査をしましょう。
ミディアムプードルはどんな性格?
ミディアムプードルは、好奇心が強く活発な性格をしています。初めてのことでも積極的に挑戦するので、ドッグスポーツのパートナーにも最適です。
プードルはどのサイズも特徴や能力に大きな違いはありませんが、性格面を比べると小型のミニチュアやトイプードルよりも、穏やかな性格の個体が多いです。家族にも、優しく愛情深く接するでしょう。
また大変聡明で、知的レベルは犬の中でもトップクラス。飼い主に従順で物覚えが良いので、しつけがかなりしやすい犬種です。
ミディアムプードルの飼育方法は?
<飼育方法>
- 散歩頻度:1日に2回、各30分以上
- 食事の回数:1日に2回
- ブラッシング:週に1~2回
- 飼育環境:室内飼育
散歩の回数
ミディアムプードルは体力があるので、1日に2回、各30分以上の散歩をさせましょう。水が好きで泳ぎが得意なので、時には水泳などの運動をさせるといいですね。しっかりと運動をし、ストレスを発散させると問題行動を予防できます。
ごはんの量・頻度
フードは、1日に2回が目安。食欲は普通レベルなので、無理におやつを与える必要はありません。
お手入れの頻度
縮れた毛は毛玉になりやすいので、週に1~2回はグルーミングをしてください。 毛が伸び続けるため、月に1回はカットをするとよいでしょう。
飼育環境
ミディアムプードルは自立した性格ですが、仲間で過ごすのが好きな犬種なので、愛情をしっかり注ぎ頻繫にコミュニケーションがとれる室内で飼育をするのが理想です。
これからミディアムプードルを飼う方へ
ミディアムプードルは、毛色が豊富でカットのバリエーションがあり、ワンちゃんと一緒におしゃれを楽しみたい方にぴったりの犬種です。
プードルは毛色によって性格が違うというのも有名な話。毛色に迷ったときは、性格を確認しご家庭に合った毛色の子をお迎えしましょう。
またスタンダードプードルは、穏やかで聡明なので、つけがしやすく初心者でも比較的飼育がしやすいです。しっかりと関係を築き、ドッグスポーツなども楽しんでくださいね。