2017年12月20日
《マナー連載vol.4》飲食店でのマナー
周りのお客さんに配慮しましょう
カフェやレストランなどの飲食店のメインのお客さんは人間です。わんちゃんが好きだけど家では飼えない、などの理由がありわんちゃんを連れていなくとも来店される方もいるでしょうが、苦手な方も中にはいらっしゃいます。
ドッグカフェや愛犬と一緒に飲食店を利用するにあたって求められるマナーとは、大きく分けて吠えない、粗相をしない、の二点です。
優雅に愛犬とのティータイムを楽しんでいる最中に吠えられてしまって愛犬が興奮してしまったら、落ち着かせるために焦ってしまいゆっくりお茶をしていられません。
愛犬が知らん顔で寛いでいても周囲が連鎖的に吠え出してしまったら、周りのお客さんからすれば迷惑になります。
出会い頭に吠えかからないように散歩やドッグランを利用して友好的なわんちゃんに育てることが大切です。
また、美味しい料理をいただいてる時にプーンとうんちの臭いが漂ってきたら、食欲が下がることでしょう。自宅でわんちゃんを飼っていない人はなおさらです。普段は室内で粗相をしない子でも、知らない場所に入ることでマーキング行動に出るかもしれません。
対策としては店内に入る前にトイレをしてから入店する、心配な場合はマナーベルトを着用すると安心でしょう。
リードは外しません
「愛犬も一緒に」がコンセプトになるとは言え、飲食店であることを忘れないようにしましょう。ドッグランのように好き放題に遊ばせる場所ではありません。
人間のお子さんとカフェに入った時に、そのまま放置しておくお母さんはいないでしょう。なぜなら危ない物を触るかもしれない、他のお客さんに迷惑をかけるかもしれない、と心配事が尽きないからです。
わんちゃんも同じように、ノーリードで歩いて行かせてしまった時に食べこぼしを拾い食いしてしまうかもしれません。相性の悪い他のわんちゃんと喧嘩をしてしまう可能性もあります。愛犬の安全と他のお客さんの安心のためにも、リードは外さずにいましょう。
椅子やテーブルに上がるのはマナー違反です
では自分の近くに居させるために椅子やテーブルに乗せて見守って良いのかとなると、答えはNoです。
なぜなら椅子やテーブルは、食事をする場所だからです。
自宅で食事をする時に愛犬を膝に乗せたり、テーブルで一緒にご飯を食べたりはしないでしょう。
加えてお店の椅子は他のお客さんも座ります。地面を歩いてきた他所のわんちゃんが踏んだ椅子に座るのは衛生的にも、気持ち的にも良くはないでしょう。
もし床に待たせてるのがかわいそう、ゆっくり出来ないのではないかと思うのでしたら、お散歩専用のブランケットなどを作ってみましょう。お家でも普段はそのブランケットを敷いた上でおやつを食べたりお昼寝をしたりすることで、その場所は「いい事がある、落ち着ける場所」と愛犬が学習し、外出先での安心できる場所になります。
人も愛犬も楽しくお食事を
自宅でもお散歩でも常に行動を共にする愛犬、少し休憩にとカフェに寄れるのは外出した先の楽しみのひとつになるでしょう。
店内でのマナーを大切にして、楽しいティータイムを過ごしましょう。