健康・美容
2020年4月4日
愛犬が伸びをする行為を見かけたことはありますでしょうか?背中をグィーっと伸ばすような行為です。これは何を意味する行為なのでしょうか?実は単なるストレッチから病気の可能性もあります。その3つの理由ごとに紹介します。

【理由①】ストレッチ


寝起きの直後に、お見かけする場合が一番多いのではないでしょうか?
人間と同じく、長時間同じ体制でいたことにより、凝り固まった筋肉を伸ばす、ほぐすために身体を伸ばすために行います。あくびも合わせて行っていると気持ち良さそうですよね!

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【理由②】自身 or 相手を落ち着かせたい

これは『カーミングシグナル』のひとつで、相手に気持ちを伝えるための行動です。

※カーミングシグナルとは・・・
無駄な争いを避けるため、感情や吠えたりせずに、ボディランゲージ〖しぐさ、身振り手振り〗で相手に気持ちを伝える行為。
何か生活している中でストレスを感じている可能性があります。反省しているのに長時間怒られる、家族が喧嘩している、他の犬に吠えられる。こういった状況になった際に、自身を落ち着かせるため、相手に落ち着いてもらいたい。といった際に行うことも。

遊びに誘っている

これもボディランゲージの1つです。
プレイバウといった相手に遊びたいという気持ちを、身体を使って表現する行為です。
おもちゃを持ってきて伸びの姿勢で尻尾をブンブン!一緒に遊ぼうよ!といったサインになります。そのため他のワンちゃんに行うこともあります。

威嚇している

低い姿勢で唸りながら行っている場合は威嚇で行っている時も。
番犬意識が強い愛犬や、散歩中に相性の悪いワンちゃんと出会った時に、身体を伸ばしながら唸り声をあげて威嚇することも。
このような状態の他のワンちゃんと出会った、愛犬がこのような状態になってしまった場合は、違うルートに避けることも必要です。無理にすれ違わせたり、遊ばせようとすると喧嘩や怪我の元に。

【理由③】 お腹の痛み

このような伸び行為に関しては、多くの犬が行うのですが、中には心配になる理由で行うことも。犬は、元々痛みを感じていても隠そうとする生き物です。

そのため、伸び行為をあまりにも繰り返すのであれば、相当な痛みを抱えている場合もあります。あわせて食欲不振、下痢、軟便、多飲などが続くようであれば、動物病院にて受診することをお勧めします。

このような原因が隠れていることもあります。

膵炎、胃腸炎、胃捻転などの恐れ

症状によっては生命に関わる病気が隠れている場合も。
胃が張っていたり、激しい嘔吐や、よだれが止まらない場合は、すぐに病院へ!
いつもとは違う症状なのであれば迷わず受診することが大事です。

誤飲の恐れ

これも原因のひとつです。
通常通り、便として排出される素材なのであれば良いのですが、
大きさや、素材によっては詰まることも。
こちらに関しましても、病院にてエコーやレントゲン撮影を行い、
早急な受診をお勧めします。

【祈りのポーズと言われることも】
この伸び行為は、見かたによってはお祈りをしているようにも見えますよね?

その点から祈りのポーズと呼ばれることもあります。
伸び行為を、上記のような状況に当てはまらないのに関わらず、頻繁に行うのであれば、何か原因を抱えている場合もあります。
伸びの姿勢を、長時間キープしているのであれば要注意!

飼い主さんが一番に変化に気付ける存在

愛犬に何か変化があった際に、一番に近くで、一番に早くに気付けるのは飼い主さんです。

痛い、しんどい、苦しいなど、人間とは違い、言葉で伝えることができない子達にはなります。普段とは、違う症状や、表情、しぐさなどで訴えかけていることもあります。愛犬のふとした変化や、サインを見逃さないようにしてあげましょう。

愛犬と飼い主さまの幸せな生活を守るために。